【写真撮影の豆知識】ミラーレス一眼カメラで背景をぼかす5つの方法

せっかくミラーレス一眼カメラを買ったのに、背景をぼかす方法がわからない、、、

こんな疑問にお答えいたします。

せっかくミラーレス一眼カメラを買ったのなら、背景をぼかしたオシャレな写真を撮りたいという方も多いはず。

そんなあなたのために、ミラーレス一眼カメラで背景をぼかす5つの方法をご紹介いたします。

この記事を読むことで背景のぼかし方が写真作例付きで分かるとともに、背景をボカすための設定までガッツリ理解できる内容となっております。

※この記事の5つの方法の中には、新しいカメラやレンズが欲しくなっちゃう内容も含まれていますので、ここから先は自己責任でご覧ください

このブログを書いている人

そーいち

目次

そもそも背景ボケとは?

X-H2 / XF56mm F1.2 R WR

背景ボケとは写真のように、撮りたいものの後ろが大きくボケている状態のことをいいます。

スマホのカメラではこれだけのボケは作れないので、ミラーレスカメラや一眼レフに代表される写りの特徴となっています。

今回はそんなミラーレスカメラ、一眼レフでしか味わえない背景をぼかす方法を5つご紹介いたします。

ぜひカメラを操作しながらご覧下さい。

ミラーレス一眼カメラで背景をぼかす5つの方法

早速ミラーレスカメラで背景をぼかす5つの方法をご紹介。

①F値の低いレンズを使う

レンズにはF値というものがあります。

F値とはレンズに入る光の量の数字で、数字が低い方が背景をぼかした写真が撮れます。

レンズの例はこんな感じ。

  • XF23mm F2 R WR
  • XF23mm F1.4 R LM WR

富士フイルムを例にすると、同じ焦点距離でもF値が異なります。

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このような場合はF2よりも、F1.4までF値を下げられるレンズの方が大きな背景ボケを作れます。

F値によるボケ量の比較はこんな感じ。

X-H2 / XF33mmF1.4 R LM WR
左 / ISO200 / F16 / SS 1/10 / 右 / ISO200 / F1.4 / SS 1/1250

写真のようにF値が低い方がボケます。

あなたの写の用途で、大きなボケが欲しいのならF値の低いレンズを選びましょう。

②被写体に寄って撮る

撮りたいものに近寄って撮影すると、背景のボケは大きくなります。

作例はこんな感じ。

X-H2S / XF16mm F1.4 R WR

フルサイズ換算24mmの広角レンズを使用した写真です。

例え広角レンズでも、近寄ればボケの大きな写真を撮ることができます。

③焦点距離の長いレンズを使う

背景ボケを楽しみたいなら焦点距離の長いレンズを使いましょう。

筆者が所有していた1番焦点距離の長い135mmレンズの作例です。

α7IV / SEL135mmF1.8GM


このように背景はトロトロにボケます。

対して広角レンズで撮影した写真はこんな感じ。

X-H2 / XF16mm F1.4 R WR

135mmと比べるとあまりボケは大きくないです。

作例を見てもわかる通り、広角よりも望遠レンズのほうが大きくボケます。

もしボケの大きな写真を撮りたいのなら、85mm以上の望遠レンズを選びましょう。

焦点距離とは?
焦点距離とはXF〇〇mmF1.4というような、〇〇の部分の数字のとこです。
焦点距離の数字が低いと広く写る広角レンズ(20mm,24mmなど)、数字が高くなると望遠レンズ(135mm,200mmなど)になります。

④被写体から背景を遠ざける

背景ボケの大きさは被写体(撮るもの)と背景の距離が遠ければ遠いほどボケます。

撮るものの真後ろに背景があるよりも、離れている方が背景はボケます。

作例をご覧下さい。

X-H2 / XF56mm F1.2 R WR

この作例はコスモスから後ろの景色がかなり離れているので、背景ボケの大きさが異なります。

作例のように、背景を遠くに配置するとボケは大きくなります。

⑤センサーサイズの大きなカメラを選ぶ

より大きな背景ボケが必要ならセンサーサイズの大きなカメラを選びましょう。

一般的なセンサーサイズはこんな感じ。

  • 中判デジタルのセンサー
    • 43.8mm×32.9mm(フルサイズの約1.7倍、APS-Cの約4倍)
  • フルサイズセンサー
    • 36mm×24mm(APS-Cの約1.5倍)
  • APS-Cセンサー
    • 23.6mm×15.8mm

カメラのレンズを外すとセンサーがあります。

このセンサーの大きい方が背景がボケます。

この話の流れだと中判カメラが1番センサーが大きいので、ボケるように感じられるかもしれません。

しかし、センサーが大きくなるとカメラ、レンズも大きくなるので業務用のカメラみたいなサイズ感になります。

一般的な使いやすい大きさのカメラとなると、フルサイズのカメラが1番人気です。

センサーサイズによるボケ量については、別の記事で比較しているので詳しい内容はこちらをご覧下さい。

背景をボカすためのカメラの設定

X-H2 / XF35mm F2 R WR

こちらでは背景をぼかすための設定をご紹介。

絞り優先モードで低いF値を設定する

カメラの絞り優先モードという撮影モードでF値を1番低い値(開放F値)で撮影します。

先ほどご紹介した低いF値は変わらず、ISOとシャッタースピードで自動的に明るさを合わせる設定です。

モードダイヤルのAモードを選んで撮影してみましょう。

マニュアルモードで低いF値を設定する

露出を全て手動で合わせるモードをMモードといいます。

このモードで、F値を1番低い値で撮影してみて下さい。

先ほどのAモードとの違いはこんな感じ。

  • Aモード(絞り優先モード)
    • 低いF値は固定で明るさを自動で調節するモード
  • Mモード(マニュアル撮影モード)
    • F値を1番低い数字に設定して、シャッタースピードと感度で明るさを調節するモード

カメラの設定でボケを大きくするための工夫は、F値を低くすることのみ。

他の方法については、先ほどご紹介したぼかし方を参考に撮影してみて下さい。

(万一この記事で分かりづらい部分がありましたら、Twitterもしくはインスタへご連絡下さい)

まとめ

X-H2 / XF23mm F2 R WR

今回はミラーレスカメラで背景を大きくぼかす方法をご紹介いたしました。

まとめるとこんな感じ。

①F値の低いレンズを使う
②被写体に寄って撮る
③焦点距離の長いレンズを使う
④被写体から背景を遠ざける
⑤センサーサイズの大きなカメラを選ぶ

上記①〜⑤の方法を使えば大きなボケ味のある写真が撮れます。

ミラーレスカメラとスマホの違いはやはりボケの大きさ。

今回ご紹介した方法で、ボケライフを楽しんで下さい♪

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