お花の撮影はなんだか難しいな〜
どうやったら綺麗に撮れるんだろ〜
こんな疑問にお答えします。
今回は、ミラーレス一眼でお花をオシャレに撮るための9つのコツについてご紹介いたします。
こちらの記事は、お花を綺麗に撮るための撮り方や設定のコツ、おすすめのカメラ機材をまとめた内容となっております。
筆者は、いろんなお花を約4年半に渡り撮り続けてきました。
その経験の中でお花を綺麗に撮るには9つのパターンがあることに気がついたので、その内容について共有させていただきます。
ミラーレスカメラでオシャレなお花の写真を撮りたい人の力になれれば幸いです。
筆者は約4年半の間、お花を撮り続けてきました。お花の写真を撮ることで、写真の基礎や構図、設定についての多くのことを学べました。お花の写真が上手くなると、写真の技術も向上するので、ぜひ試してみてください。
- ミラーレスカメラでお花を上手に撮りたい人
- お花を撮る時の設定方法が知りたい人
- どんなレンズを選ぶべきか木になる人
そーいち
- FUJIFILMのカメラを愛用&大好き
- 関西の観光地での写真を撮ることが趣味
- カメラの気になる疑問を解決するブログをやってます
お花を綺麗に撮るには、”コツ”を抑えましょう
お花の写真が上手く撮れない。
そう、花の写真って意外と難しいですよね。
筆者も昔はそうでした。
写真上達のためにお花を撮っていたのですが、中々上達しませんでした。
そんな中でも色々と試行錯誤をする中で、花の種類によって綺麗に見える撮り方があるんだということに気がつきました。
具体的にはこんな感じ。
- 花一輪のみ
- 花畑
- 木に咲く花
花は大きく分けて上記の3種類あります。
それぞれのシーンで使うべきレンズや設定が異なります。
シーンに分けた花の撮り方を知ることがお花写真上達の最短ルートになりますので、それぞれのシーンごとでのコツを9つにまとめました。
今回の内容をもとに色んなお花を撮影を楽しみましょう!
一輪のお花編
まずは一輪のお花を綺麗に撮る方法をご紹介。
一輪のお花を綺麗に撮るためのコツはこちら。
- 標準〜中望遠レンズで撮る
- 背景をぼかして撮る
- 背景が暗くなる場所を選んで撮る
上記の方法でお花の写真を撮れば、おのずと失敗写真になる確率が減ります。
それでは、それぞれのコツを詳しく解説してまいります。
標準~中望遠レンズで撮る
一輪のお花を撮る場合は、50mmの標準〜135mmくらいの中望遠レンズで撮影しましょう。
その理由は、背景に余計なモノが写ってしまうことを防いで、お花をより際立たせて撮ることができるからです。
作例をご覧下さい。
85mmの焦点距離で撮影した作例写真です。
なんとなく、お花が主題であることが分かるかと思います。
一輪のお花を撮る場合は、写真の中にお花以外のモノが写るとそちらに目がいってしまいます。
例えばお花を広角レンズで撮影すると、背景が広く写ってしまうので余計なモノが写り込んでしまいかねません。
写真の中に主役は一つ。
お花が主役なのであれば、50mmの標準レンズ〜135mm前後の中望遠で背景を整理して、主題を引き立たせる撮り方をしましょう。
背景をぼかして撮る
一輪のお花は背景をぼかして撮影することで綺麗な写真を撮影することができます。
その理由は背景に余計なモノが写っていてもぼかすことで、お花に視線を誘導することができるからです。
また背景をぼかして撮ることで、お花自体をフワッと柔らかく撮ることができ、お花の可愛いイメージを表現できます。
作例はこんな感じ。
背景をぼかすことで、お花が際立って主題であることがハッキリとします。
ちなみに、背景をぼかす具体的な方法はこちら。
- F値の低いレンズを選ぶ
- 撮りたいものに寄って撮る
- 焦点距離の長いレンズを使う
- 被写体から背景を遠ざける
- センサーサイズの大きなカメラを選ぶ
背景のぼかし方については、他の記事で詳しく解説をしていますので、こちらも合わせてご覧下さい。
背景が暗くなるところを選んで撮る
お花を綺麗に撮るコツとして『お花より背景が暗くなる場所を選ぶ』という方法があります。
作例はこちら。
お花よりも背景が暗い場所を選んで撮影した写真です。
この撮り方をオススメする理由は、人間が持つ本能にあります。
人は明るいモノに視線が集まる傾向があります。
例えば、暗い場所で光が差し込んでいたらその先を見ますし、テレビやスマホの画面が明るいとそちらに視線がいってしまいます。
心理学の世界では『サバンナ効果』といい、人は暗いところから明るいところに引き寄せられる習性があります。
心理学から学ぶ「サバンナ効果」
写真をご覧いただくと、左上の写真は背景に視線がいきます。
対して右上の写真は木に目線が誘導されます。
お花を1番明るい被写体にするために、暗い背景を選ぶことでサバンナ効果が実現します。
逆に、花よりも背景が明るいと背景に視線が移るので微妙な写真になってしまいます。
背景が明るいお花はこんな感じ。
決して悪くはないのですが、背景が明るいとそっちの方に視線が向くのでお花の主役感が薄れてしまいます。
なので、一輪の花を撮る場合はお花よりも背景が暗くなる場所を選びましょう。
花畑編
お次は写真のようなお花畑での撮り方について解説してまいります。
お花の花畑を撮る際、綺麗に撮影するためのコツが3つございます。
- 広角レンズを使う
- レンズのF値を絞って撮る
- 人が映り込まないように気をつける
上記の3つのコツを詳しく解説いたします。
広大な花畑は広角レンズがオススメ
広々としたお花畑を撮るのなら、広角レンズがオススメです。
広角レンズとは、12〜28mmの間の焦点距離のことをいいます(厳密には12〜20mmは超広角レンズといいます)。
広角レンズは人の視野角を超えたダイナミックな写真を撮ることができるため、広大なお花畑を撮るのにオススメです。
レンズの焦点距離が広角になればなるほど、人の見えている景色とは異なる景色を写真に収められることができます。
なので、お花畑を広々をした雰囲気で撮るのなら広角レンズを使いましょう!
余談ですが、筆者はフルサイズ換算15-35mmの超広角レンズを持っています。
このレンズのレビュー記事にたくさんの作例が参考になりますので、コチラも合わせてご覧下さい。
レンズのF値を絞って撮影する
お花畑を撮影する場合はF値をガッツリ絞って撮影しましょう。
その理由は、F値を絞る方がレンズの最高性能を発揮できるからです。
F値を絞るとレンズの弱点である端っこを通る光を使わずに済むので、レンズの最高画質で撮影ができます。
またF値を絞り込むことで、写真の周辺が暗くなる『周辺減光』を無くすことができるのも理由の一つです。
F8~F11くらいのF値に設定すると最高画質でお花畑の撮影ができるので試してみて下さい。
ちなみに、F値ごとの解像力を比較した記事もあるので深掘りしてみたい人はコチラも合わせてご覧下さい。
人が写りこまないように気をつける
お花畑を広角レンズで撮影する場合は、人の写り込みに気をつけて撮影をしましょう。
綺麗なお花畑の隅に意図しない人が写り込んでいたら、その人に視線が誘導されてしまいます。
良い写真を撮るためには、意図しない被写体が写り込まないように最大限気をつけましょう。
とはいえど、気をつけても写り込んでしまうことはあります。
そんな時には、Photoshopを使用して写り込んでしまった人をAIの技術で簡単に消すことができます。
左:編集前 / 右:編集後
写真作例のように、全く分からないレベルで消すことができます。
具体的な方法については一つの記事にまとめていますので、気になる方はこちらをご覧下さい。
木に咲く花編(桜など)
お次は木に咲くお花の撮り方について解説いたします。
木に咲くお花の代表格は『桜』。
素敵な桜並木やお花を撮影しようにも、「あれ?上手に撮れない、、、」なんてことはありませんか?
そう、木に咲くお花を撮るのは結構難しいんです。
しかし、ちゃんとコツさえ抑えれば綺麗に撮ることができるのでこれからご紹介する方法をぜひ試してみて下さい。
木に咲く花は標準~中望遠レンズがオススメ
桜などの木に咲くお花は50mmの標準レンズ〜135mm付近の中望遠レンズがオススメです。
桜の花は一つ一つが小さいので、レンズの圧縮効果を活かした撮影方法だと綺麗に撮りやすいです。
作例はこちら。
フルサイズ換算50mm相当で撮影しました。
標準レンズ以上の焦点距離を使うと圧縮効果が効くので、桜が綺麗に撮れるようになります。
次に広角レンズのフルサイズ24mm相当で撮影した作例です。
桜があるのは分かりますが、桜というより景色感が強い写真になってしまいました。
大きい桜の木を広角で撮影すると桜が景色の一部になってしまい、主役感がなくなります。
なので、標準〜中望遠レンズの圧縮効果を利用して、桜が主役になる写真を撮りましょう。
上からor真横から撮る
桜の花を撮る場合は、上から撮るor真横から撮る方法がオススメです。
桜の木は上の方から見下ろすように撮ることで、綺麗な桜の木として撮影することができます。
作例のように、橋の上から撮ると綺麗に撮れます。
もしくは真横から撮る方法です。
写真のように、真横から撮影すると収まりが良く撮れます。
真横から撮影する場合は、先ほどご紹介したように標準〜中望遠レンズで撮影すると、圧縮効果のおかげで桜がたくさん咲いているように撮ることができます。
木に咲くお花は、上からor真横から撮ると綺麗に撮影できます。
上を向いて撮ると微妙な写真になる
木に咲く花は、上を向いて撮影すると微妙な写真になってしまいます。
桜の花は上の方に咲いているのでついついカメラを上に向けてしまいます。
しかし、空の色が明るくて桜の花は陰になることがほとんど。
先ほどの一輪のお花編でお伝えしたように、空が明るすぎると写真は汚く見えてしまいます。
桜の花を綺麗に撮るのであれば、空にカメラを向けずに撮影をしましょう。
【まとめ】上達の道はたくさん撮ってみること
今回の記事ではお花を綺麗に撮るための9つのコツについてご紹介してまいりました。
お花を綺麗に撮るのは少し難しいのですが、今回の9つのコツをもとに撮影をしていただければそれなりにいい感じに撮れるようになります。
とはいえど、やはり数をこなさなければ上達には至りません。
今回の記事でお花写真に対する苦手意識は無くなったかと思いますので、あとは実践あるのみ。
素敵なお花写真を撮るための手助けになれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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