旅先で出会った景色を写真とともにご紹介する『ぶらりと写真旅』。
今回は京都の有名な観光名所『南禅寺』『蹴上インクライン』『水路閣』を観光をしてきました。
こちらの記事では、それぞれの魅力や豆知識、見どころについての情報をまとめております。
また、旅先で出会った景色をミラーレスカメラで撮影した写真とともにご紹介しておりますので、そちらもあわせてお楽しみ下さい。
この記事が南禅寺周辺への観光を検討している方の参考になれば幸いです。
そーいち
- 大阪・兵庫・京都を中心とした日帰り旅行が趣味
- 週1回ペースで観光&旅のブログ更新
- FUJIFILMカメラで撮影した写真で観光地をご紹介
概要・アクセス
南禅寺の概要 | |
---|---|
住所 | 京都府京都市左京区南禅寺福地町86 |
駐車場 | あり(有料) |
料金 | 方丈庭園:600円 三門:600円 南禅院:400円 |
定休日 | 12/28~12/31 |
営業時間 | 12月1日~2月28日:8:40~16:30 3月1日~11月30日:8:40~17:00 |
ウェブサイト | コチラ |
概要
今回の記事では京都市営地下鉄の蹴上駅周辺に位置する『南禅寺』『蹴上インクライン』『水路閣』についてご紹介。
このあたりは歴史的な建造物が大変多い地域で、中には国の重要文化財も。
そんな魅力溢れるエリアに行ってきたので、それぞれの観光地について豆知識や見どころをご紹介していきます。
アクセス
まずは京都市の東側に位置するこのエリアへのアクセスをご紹介。
車
車でのアクセスは可能ですが、近隣に無料の駐車場はなくて全て有料となります。
電車でアクセスできる場所なので、電車移動がおすすめです。
電車
電車で訪れる場合は何度か取り替えが必要な場合がほとんどです。大阪駅からのアクセスはこちら。
続いて京都駅からのアクセスです。
京都はバスがたくさんあるので、バスでの移動が一番安くてすみます。
しかし、同じ名前のバス停がたくさんあったりと少々ややこしいこともあるので、不安な方は電車がオススメです。
南禅寺の豆知識&見どころ
まずは南禅寺の豆知識&見どころをご紹介。
南禅寺の豆知識
南禅寺は法皇(ほうおう)の命令によって建てられた初めての禅宗寺院です。
法皇とは、天皇であった身から次の代に譲位した上皇のことです。
ややこしいですが、会社に例えると社長(天皇)が次の代へバトンタッチするために事業継承をして会長(上皇)になったみたいな感じです。
つまり、お国の超お偉いさんのお墨付きで「お寺作ってちょうだい!」と頼まれてできたのが南禅寺です。
そんな南禅寺は1291年から700年以上の歴史を持つお寺。
長い歴史の中で、応仁の乱で一部が焼失したり、火事にあったりなどで大変な歴史もあります。
しかし、たくさんある禅宗寺院の中でも最も高い格式なので、その度に再建された過去があります。
南禅寺には国宝の「方丈」や「三門」などの重要文化財もあるほど、深い歴史のあるお寺です。
南禅寺の見どころ
こちらでは南禅寺の見どころをご紹介。
歴史を感じる建築物
南禅寺には歴史を感じる建物がたくさんあるので、ザ・観光感のある非日常を味わうことができます。
約700年以上も前から存在する場所なので、歴史を感じられる観光スポットとなっております。
中には国の重要文化財があるほどで、境内全体で趣のある雰囲気を楽しめます。
綺麗に手入れされた自然
手入れの行き届いた美しい自然とともに趣あるお寺を楽しめるのも南禅寺の魅力の一つです。
南禅寺に一歩足を踏み入れると、手入れがなされた美しい緑の景色が現れます。
ここにはもみじが多いのですが、筆者の訪れた時期はちょうど新緑のタイミング。
生まれたての葉っぱがいきいきと生い茂っていました。
秋になると紅葉の名所にもなるので、季節ごとに色んな楽しみ方ができます。
禅を感じる美しい庭園と国宝
禅を感じられる美しい庭園と国宝は南禅寺の中でもトップクラスに見どころのある文化財です。
南禅寺は、お寺の中を見学することができます(有料)。
南禅寺について調べると、『国宝の方丈(ほうじょう)』というものが出てきます。
方丈とは、簡単にいうと禅寺の住職のお部屋のことです。
お寺にある和室みたいなものですが、この和室のふすまの絵が国宝に指定されているのです。
残念ながら、障壁画は撮影NGだったので引用の写真をご覧下さい。
秋の特別拝観〜庭の緑と紅葉の赤が織りなす美しい庭園と狩野派作の襖絵を公開
こんな感じで、凄すぎるふすまの絵がたくさんあるのです。
中には金箔を張った作品があったりと、まあ立派なものですよ。
そして、当時この和室から眺めたであろう景色がこの庭園です。
禅寺の庭は全てに意味があります。
よく岩の周りの砂利でラインを描いたものがありますが、これは枯山水(かれさんすい)と言って水を使わずに水のあるような庭を再現したものとされています。
こんな風に、日本の美意識には何かを何かで見立てることに美しさを見出す文化があるようで、その哲学が形となった庭が重要文化財になっています。
このように、南禅寺は魅力のあふれるお寺なのです。
水路閣の豆知識&見どころ
お次は水路閣について豆知識と見どころをご紹介。
水路閣の豆知識
レンガでできた水路閣は明治時代に作られた滋賀県の琵琶湖から京都へと水を引いてくる役割がある水路のことです。
水路閣へとつながる琵琶湖からの水路が作られた理由は、明治維新のときに都(みやこ)が京都から東京へと移されたことにより衰退した京都の復興を目的に作られました。
当時、京都を復興するために琵琶湖からの水路を作ることで、電気を作ったり、防火用の水や、運河としての用途、また水力事業など、水を使うことでさまざまな発展が見込まれました。
水力や水車による発電がうまく行ったおかげで京都の産業は大きく発展していきました。
当時、京都の近代化に繋がったこの水路閣は現在も使用されています。
お越しの際はぜひ上まで上がって琵琶湖から届いた水を眺めてみて下さい。
水路閣の見どころ
お次は水路閣の見どころをご紹介。
レンガでできたアーチ型の橋脚
写真映えスポットとしても有名なアーチ型の橋脚は、建設当時は珍しかったレンガで作られています。
日本ではこのように本格的なレトロな建物は珍しいですが、それは南禅寺が近くにあることから、景観を損なわないように配慮して作られた歴史があるようです。
趣のあるレトロスポットでぜひ写真を撮ってみて下さい。
琵琶湖へと続く水路
水路閣を少し上がったところに、疏水分線という琵琶湖へと続く水路の脇を通る道があります。
ここは南禅寺と蹴上インクラインを繋ぐ、ちょっとした散歩コースみたいになっています。
ぜひ?南禅寺エリアとはまた違う自然を楽しめるので、お時間のある方はぜひ。
蹴上インクラインの豆知識&見どころ
最後に蹴上インクラインの豆知識&見どころです。
蹴上インクラインの豆知識
京都市営地下鉄東西線の蹴上駅を出てすぐのところにある蹴上インクライン。
坂道にかかる線路の道に、春は桜が咲いて夏は緑が生い茂り、秋は紅葉ということでレトロな雰囲気を楽しめる観光スポットです。
先ほど、琵琶湖から続く用水路は運河としての機能があったとお伝えしました。
船を使った物流をしていたワケですが、蹴上インクラインの場所は高低差が約36mもあるので、船で渡ることができません。
船から積荷を下ろして移動することは大変な手間です。
そこで、この高低差のある場所に線路を作って、船が陸を通って通行できるようにしたのがこの蹴上インクラインです。
蹴上インクライン
写真にあるように、当時は台車に船を乗せて運搬していました。
1891年から1948年まで使用されていたこの線路は、現在は国の史跡として整備されています。
蹴上インクラインの見どころ
お次は蹴上インクラインの見どころです。
全長582mの線路と緑のアーケード
高低差約36mで全長582mも続く線路の一本道は、写真映えスポットとして大変人気です。
特に桜のシーズンになると、線路の両脇にずらっと桜が並んで綺麗な景色になります。
ノスタルジックな雰囲気
水路閣と同時期に作られているため、周辺の建物や建築物にはレトロなレンガを使用されています。
ノスタルジックな雰囲気に浸ることができるのも蹴上インクラインの特徴の一つです。
ぶらり旅の写真録
こちらでは『南禅寺』『水路閣』『蹴上インクライン』の魅力をFUJIFILMのミラーレスカメラで撮影した写真とともにご紹介いたします。
蹴上駅を降りてすぐにあるのが蹴上クランクイン。
この日は朝の9時ごろに訪れたのでまだ人はまばら。
お昼頃になるとぐっと人が増えてきます。
水路閣と同時期に作られたこともあり、レンガ造りのレトロな建設物がちらほらありました。
蹴上を道なりに進むと南禅寺へ到着。
約5分ほど歩きました。
三門へと登ろうと思いましたが、、、
筆者は基本お金を持たないキャッシュレスライフなので、手持ちが600円しかなかったのです、、、
三門は諦めて南禅寺の庭園への拝観料に残しておくことにしました泣
三門の先は法堂へと続く一本道となっていて、紅葉が生い茂るエリアとなっていました。
この時期は新緑の紅葉が生き生きとした緑の葉を揺らしていました。
紅葉の時期なんかはもっと凄いかもですね。
京都の他の観光地と比べると南禅寺エリアは観光客が少ないです。
筆者は金閣寺、住吉大社などの京都の観光地に足を運んだことがありますが、そちらは超がつくほどの人混みでした。
なので、比較的ゆっくり過ごせるのも良いポイントです。
この時期の南禅寺には綺麗なシャクナゲがたくさん咲いていました。
南禅寺のすぐ隣にある水路閣。
その下は写真映えで有名なアーチが連続しています。
水路閣の脇道を登っていきます。
お次は南禅寺の中にある方丈(ほうじょう)へ。
重要文化財指定の禅寺ということもあり、内部の文化財やお庭は圧巻でした。
南禅寺の庭園は綺麗に整えられており、美しい木々や枯山水を見ることができます。
南禅寺は襖絵がめちゃ凄いのですが、残念ながら撮影NG。
国宝に指定されるほどの襖絵なので、迫力が半端なかったです。
禅寺のお庭は、水を使わずに川の流れを表現する枯山水や、庭で心を表現したりなど、表現したいものを別のもので見立てるという芸術性があるんだとか。
最後は水路閣の上にある用水路のウォーキングコースを歩いて蹴上クランクインへと戻りました。
ご紹介した3箇所をぐるっと回って約2時間。
京都観光でした。
まとめ
今回の旅では、京都の観光名所である『南禅寺』『水路閣』『蹴上インクライン』へと行ってきました。
このエリアは、700年以上の歴史を持つ南禅寺と、明治時代に行われた京都復興の歴史を持つ水路閣、蹴上インクラインはたくさんの見どころと魅力的な歴史がある観光スポットです。
ただ訪れるだけでもこの地を楽しむことはできますが、歴史をサクッと学んでおくことでこのエリアをさらに堪能できるかと思います。
京都の歴史を語る上でも欠かせない魅力の詰まった蹴上エリアのご紹介でした〜
旅の雑談コーナー
今回訪れた水路閣や蹴上インクラインは、京都復興の役割を担っていたとは初耳でした。
教科書でも何度も見ていたし、南禅寺周辺も行ったことはあるのですが、、、
きっと学生の頃に先生も教えてくれてたであろうけど完全に忘れてますなぁ〜笑
けれど、歴史って10代には分からなかったものも、歳を重ねると分かってくる面白さってあるんだと思います。
明治維新の当時、都を京都から東京に移すなんて当時の市長さんからしたら仰天ニュースなわけです。
しかも、市民の反対を避けるためにあえて理由を教えられないままの都移しだったのでなおさらビックリ。
京都が大ピンチに陥った中、琵琶湖から水を引くことで産業を活性化させるという起死回生の策で見事成功を収めたのです。
めっちゃかっこいい話ですけど、そんなストーリーって、小学生の頃はよく分からんですよね笑
社会人になってから歴史を学ぶと、小さい頃には気づかなかった面白さに気がつけるのでオススメですよ!というお話でした〜
ぶらりと写真旅の関連記事
今回の内容に関連するおすすめ記事のご紹介。
お得に旅行をする方法
あなたは旅行をする時、どんなサービスを使用されますか?
いろんなサービスを併用して1番コスパのいい宿泊先を探すけど、結局料金ってそんなに変わらないですよね〜
正直な話、値段なんてそんなに大きく変わるわけでもないので、旅行に関わる決済&サービスを全て楽天にまとめてポイントをお得に、そして大量にゲットしましょう!
というのが当ブログのご提案です。
楽天系のサービスは楽天カード×楽天トラベルなどを組み合わせて使うことで、ポイントが倍増させることができます。
詳しくは下記の記事をご覧下さい。
ぶらりと写真旅
当ブログは『ぶらりと写真旅』と題して関西の観光地を中心に巡っています。
観光地へのアクセス方法や見どころを富士フイルムのカメラで撮影した旅先の写真とともにご紹介しておりますので、ぜひほかの記事もあわせてご覧ください。
コメント