焦点距離35mmの単焦点レンズが難しい 使いこなせなかった男の反省会

そーいち

4年のカメラ人生で焦点距離35mmの単焦点レンズを使いこなせず、3度も売却してしまいました。

今回の記事は、焦点距離35mmの単焦点レンズに挫折した筆者の体験談をベースに、なぜ35mmの焦点距離が難しいのかを考える反省会でございます。

こちらでは、改めて焦点距離35mmはどんな画角かを振り返った上で、35mmを使いこなせないワケと、それでもまた欲しくなっちゃう理由を共有させていただきます。

ちなみに、今回の記事のイメージ写真は全てFUJIFILMのXF23mm F2 R WR(フルサイズ換算35mm)で撮影した写真ですので、そちらも合わせてご覧ください。

こちらの記事をご覧いただくことで、同じ悩みを抱える人の力になれれば幸いです。

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そーいち

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35mmの単焦点レンズはホント難しい・・・

いやぁ、焦点距離35mmって難しいですよねぇ〜

筆者は4年のカメラ人生で35mmの単焦点を3本購入しました。

しかし、全て使用機会が無くなり売却・・・

そう、筆者としては何度も挑戦したくなるけど挫折してしまう焦点距離なのです。

きっとこんな悩みを抱えておられる方も多いかと思うので、筆者の体験談をベースに35mmの難しさを考えていきたいと思います。

焦点距離35mmの特徴

まずは焦点距離35mmは一般的にどんな特徴があるとされているのかをサクッとおさらいしていきます。

人が両目で見る時の自然な画角

焦点距離35mmは人が両目で見る時の自然な画角とされています。

準広角というジャンルではありますが、35mmのほうが人の視野角に近いので標準レンズとして使う人もいるほど。

広すぎず、狭すぎない絶妙なバランスが35mmという焦点距離なのです。

スナップから景色まで幅広く使える

上記の狭すぎず広すぎない画角なので、スナップや景色まで幅広く使えるレンズです。

24mm前後の広角レンズだと、背景を整理することが難しいです。

撮りたい対象を明確に、けれどもある程度広く写る画角なので、どんなシーンでも使いやすい画角です。

身近な人を撮影しやすい焦点距離

35mmはやや広めに写るので、距離感の近い身近な人を撮影するのに適した焦点距離です。

標準レンズとされるのは50mmですが、50mmって結構離れなきゃいけないので身近な人ってなると撮影しづらいんですよねぇ〜

なので身近な人の写真を視野角と近い画角で撮影できることから35mmは重宝されます。

35mmを使いこなかった3つの理由

そんな特徴を踏まえた上で、なぜ35mmが使いこなせないかを考えていきます。

工夫をしないとありきたりな絵作りになる

35mmは人の視野角に近いので、工夫をしないとありきたりな写真になってしまいます。

一般的に超広角や望遠レンズは人の視野を超えた写真が撮れるので、感動を生みやすいです。

対して35mmは人がいつも見る画角で切り取るわけですから、何かしらの工夫をしないとありきたりな写真になりがちなんですよね。

当然上手く撮れる人は工夫が上手なんでしょうけど、筆者はこのひと工夫が上手くいかず挫折しちゃうんですよねぇ〜

汎用性に欠ける

広角レンズと標準レンズの中間にあたる35mmは、汎用性に欠けるように感じます。

これはあくまで筆者の使用用途なので、あくまで参考までに。

筆者は旅行先で写真と撮ることが多いのですが、旅先だと景色や風景、室内を広く撮って、どこにいるかを明確にした写真を撮りたいわけです。

旅行で35mmを使ったことは何度もありますが、35mmだと大きな建物が見切れてしまったり、狭い室内だと身近な人を撮りずらかったりと「もう少し広ければな〜」というようなシーンが多くありました。

当然景色もちゃんと撮れるレンズなんですけど、「もう少し広ければな」と感じてしまい、使わなくなっちゃいました。

逆に、景色は捨ててスナップだけ撮るんや!って覚悟をカメラのなら大活躍するレンズでした。

広角と標準レンズがあると出番が減っちゃう

24mmの広角レンズと50mmの標準レンズを持っていたら、35mmの出番が減っていきました。

旅先だと、写真を撮りたい場所がどんな場所かって分からないので、広角レンズで広く撮って後からクロップする方が、撮り逃しは減ります。

また、どうしても圧縮して撮りたい被写体があればその時だけ50mmを使うってしていると、間の35mmって使わなくなっちゃうんですよねぇ〜

35mmはなんでも撮れるレンズだけど、お寺などの大きな建築物を撮ったり、狭い室内での撮影などでは撮りずらいので、『35mmだけに絞って撮影するぞ!』っていう覚悟がないと、使用頻度が上がらないなという結論に至りました。

それでも何度も欲しくなる35mm

結果的に筆者には35mmの単焦点は向いていないのですが、なぜか定期的に欲しくなってしまうのです。

調べてみるとどういうわけか同じような人がちらほら。

苦手でもまた手を出してしまう理由を深掘りしてみました。

35mmの単焦点が何度も欲しくなる理由

焦点距離35mmの焦点距離はなぜか何度も欲しくなってしまいます。

その理由は、定期的に準広角の画角が欲しくなることにあります。

筆者は24mmの広角と50mmの標準レンズを持っているのですが、その間が定期的に欲しくなっちゃうんですよね。

着なくなったから手放したのに、ないと困ってしまう洋服のような感じ。

35mmは何度も欲しくなる焦点距離です。

苦手なのにまた欲しくなる画角

35mmは苦手だと分かっていても欲しくなってしまう魅力があります。

それは、人の視野角に近い画角のありきたりさが恋しくなるんだと思います。

いえば日常の一コマのような写真が撮れるのが35mmの特徴。

ありきたりだからこそ表現できる世界観が何度でも欲しくなる理由です。

いつか使いこなしたいよね

35mmはいつか使いこなしたい画角です。

その理由は、将来家族ができたときにこそ大活躍しそうな画角だからです。

先ほどご紹介した『ありきたりだからこそ表現できる世界観』は、家族との思い出を撮るのに相応しいのではないかと。

昔の写真をアルバムの中で見返した時、ありきたりな日常の視点が懐かしく感じる感覚って誰にでもあるんだと思います。

そんな日常の懐かしさを感じる焦点距離は35mmなのではないかというのが筆者の考えでして、きっとまた将来に出番が来る画角じゃないかと予感しています。

ありきたりだからこそいいっていう感覚になったときにまたトライしてみたいものです。

【まとめ】35mmは何度も挑戦したくなる焦点距離

結論、35mmは何度も挑戦したくなる焦点距離です。

35mmは人の視野角に近い画角なので、撮った写真がありきたりに見えがちです。

しかし、例えば家族との日常の写真をアルバムの中にしまい込んで、数十年後に見返した時に昔のリアルな視点が心地よいのではないかと筆者は考えます。

あくまで使用用途の一例ですが、子どもが生まれて家族の日常を綺麗に撮りたいってなったときに大活躍する画角ではないかと。

筆者は35mmの焦点距離に3回挑戦して3回挫折しましたが、それは35mmを使うべきシーンが無かっただけ。

きっとこれから何度も挑戦したいと思うシーンがたくさん出てきると思うので、その時はリベンジしてみたいです。

この記事をご覧になられた皆様も、35mmにかかわらず焦点距離に挫折した経験がおありなのではないでしょうか?

きっとその理由はその焦点距離に相応しいシーンがまだ訪れていないだけかと。

時間が経てば環境や見えている世界の感じ方も変わっていくと思うんで、ぜひ何度でもいろんな焦点距離にトライしてみましょう!というお話でした!

※写真のレンズはAPS-Cのレンズなので23×1.5=35mmです。

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