富士フイルムのカメラの色味を徹底解説 特徴から魅力、使い分けまで

  • 富士フイルムの色味ってどう?
  • どんな雰囲気で撮れる?
  • フィルムシミュレーションってなに?

こんな疑問にお答えいたします。

こちらの記事では富士フイルムのミラーレスカメラの色味について、文献や開発者インタビューを徹底的に調べ上げた上で解説いたします。

富士フイルムの色味についての特徴や哲学、魅力について詳しくご紹介しています。

なので、富士フイルムのカメラが気になっている方、富士フイルムのカメラへの考えを知りたい人におすすめの記事となっております。

色味の良さに定評のある富士フイルムのカメラ。こちらの記事を読むことでその特徴がよく分かる内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧下さい。

富士フイルムの色味はこんな人にオススメ!

  • RAW現像に疲れた人
  • 撮って出しで最高の画質を出したい人
  • 世界に認められた綺麗な色で写真を撮りたい人
このブログを書いている人

そーいち

目次

はじめに

本記事の内容は富士フイルムの色味について徹底解説してる本「FUJIFILM 画質完全読本」と公式の開発者インタビューなどを徹底的にリサーチした上で記事にまとめています。

個人的な意見を述べている項目を除き、公式の見解に沿った情報となっております。

富士フイルムが考える理想の色

こちらの項目では富士フイルムが考える理想の色について解説いたします。

理想の色とは普遍的であること

富士フイルムが考える理想の色とは『普遍的であること』です。

普遍的な色は、時を越えてもその良さが失われません。

10年、20年、30年後に見返しても多くの人が綺麗だな、心地良いなと思える色こそが富士フイルムの理想とする色味です。

色に対する約80年の歴史について

富士フイルムの色に対する歴史は約80年もあります。長い年月をかけて世界中から選ばれた色を知るカメラメーカーは富士フイルムくらいでしょう。

昔はフィルムでの色再現に注力していました。デジタルに移り変わった現代でもその哲学は健在。

古い色を再現したら古臭くならない?そんなお声もあるかもしれません。確かに、SNS時代に代表される彩度とコントラストが高めの目を引く絵作りには心惹かれるものがあります。

しかし、富士フイルムの根底にあるのは普遍的な色味。

いい色だと感じられる色再現にこだわっているので、流行りの写真とは全くの別物です。

時代は変われど、世界中の人がいいなと思える色再現をデジダルで行えることが富士フイルムの最大の特徴です。

シーンに見合う色の選択

歴史のある富士フイルムでも万能な絵作りはできません。

富士フイルムはそれを踏まえた上で、あらゆるシーンに対応できる色味の選択肢を全部で20種類も用意しています。

例えば、寒々しい冬の景色と春の華やかな雰囲気とでは、表現したい色味は異なります。

そんな時に表現の手助けをしてくれるのがフィルムシミュレーション。

シーンによってフィルムを使い分けるように、デジタルの色味を表現したいイメージに合わせて選べるのが大きな特徴です。

次の項では富士フイルムのカメラを選ぶ理由の一つであるフィルムシミュレーションについて解説していきます。

フィルムシミュレーションとは?

こちらの項ではフィルムシミュレーションについてご紹介。

フィルムシミュレーションとは?

フィルムシミュレーションとは、撮影意図によって色味の表現を変えて撮影できる機能のことです。

全てのシーンに万能な色再現はありません。

例えば、子供との幸せならひと時の写真ならば柔らかく、優しい雰囲気が適しています。

対して、戦場カメラマンのような重いテーマを扱う場合は写真の雰囲気も重々しく、シャドウ部を引き締めて、危機感を感じる雰囲気が適しています。

撮りたい対象をどう表現したいか。その表現手段として、富士フイルムが培ってきた世界に認められた色再現を20種類使い分けられるのがフィルムシミュレーションです。

フィルムの色味を選ぶ理由

世の中がデジタル一色になった現在、他のカメラメーカーにはできない色再現を選んだ結果、富士フイルムはフィルムの色味を選びました。

前述した通り、富士フイルムには約80年のフィルムの色を研究してきた歴史があります。その歴史がある中で、富士フイルムがフィルムの色味を選択するのは必然だったそうです。

現代の写真は、現像処理で好みの色味を再現できるようになり、多様化の時代となりました。

しかしその反面、現像で色が分からなくなってしまうことも多いのではないのでしょうか?

富士フイルムのカメラにはフィルム製造で培われた『色』と『階調』のノウハウがあり、写真カルチャーが育ててきた画質を楽しむことができます。

他のメーカーにはない、世界に認められた価値ある色再現こそが、フィルムの色味を選ぶ理由なのです。

撮って出しで最高の色を

富士フイルムのカメラは撮って出しで最高の色が出せるように設計されています。

長年の歳月をかけて世界に認められた色のデータがあるので、撮って出しでその色味を再現できるように画質設計が施されています。世界的に見てもこんなメーカーはほとんどありません。

もちろん他のメーカーは撮って出しが良くないというわけではありません。

ただ、富士フイルム独自の世界に認められた色があり、その再現に全力を注いでいるので誰が見ても心地よい色を撮って出しで再現ができるのです。

フィルムシミュレーションの相関図

各フィルムシミュレーションの特長は?
  • Tonality(トーナリティ)=色調
    • 色調とは、明暗、濃淡ののこと。コントラスト。
  • Saturation(サチュレーション)=彩度
    • 彩度とは色の淡さ、濃さのこと。

公式の図は英語なのでちょいとややこしいですが、縦軸がコントラスト、横軸が彩度のことです。

上に行くと硬い印象になり、下に行くと柔らかい雰囲気になります。また、彩度が右に行くと色が濃くなり鮮やかになり、左にいくと色が薄くなります。

全てに万能な色再現はないので、シーンによって相応しい色味を選びましょう!というのが富士フイルムさんのご提案です。

具体例はこんな感じ。

  • 子供との幸せならひと時の写真は柔らかく、優しい雰囲気で撮りたい。
    • 柔らかくて明るい発色のアスティアがおすすめ。
  • 戦場カメラマンのような重いテーマを扱う場合
    • →緊迫感が伝わるようにドキュメンタリーっぽい色のクラシッククロームがおすすめ。

撮りたい対象をどう表現したいか。

その表現手段として、富士フイルムが培ってきた世界に認められた色再現を20種類使い分けられるのがフィルムシミュレーションです。


※各フィルムシミュレーションがどんな特徴があり、どんなシーンに適しているかの記事を後々アップいたしますので乞うご期待!

富士フイルムの色の作例

こちらでは富士フイルムのカメラで撮影した写真を色ごとに紹介いたします。(撮って出しではない写真がほとんどです。あらかじめご了承ください)

赤色

X-H2 + XF56mmF1.2 R WR
X-H2S + XF16mmF1.4 R WR
X-H2 + XF33mmF1.4 R LM WR

色飽和の起きやすい色ですが、非常に綺麗に色再現されています。

オレンジ色

X-H2S + XF10-24mmF4 R OIS WR
X-H2S + XF16mmF1.4 R WR
X-H2 + XF10-24mmF4 R OIS WR

オレンジも違和感のない、美しい発色です。彩度を上げても色が破綻することがなく、心地よいオレンジ色になります。

黄色

X-H2 + XF35mmF2 R WR
X-H2 + XF33mmF1.4 R LM WR
X-H2S + XF16mmF1.4 R WR

黄色は目で見た鮮やかな色がそのまま再現されているようないい色をしています。

緑色

X-H2S + XF10-24mmF4 R OIS WR
X-H2S + XF33mmF1.4 R LM WR
X-H2S + XF16mmF1.4 R WR

現像をするにあたり、緑色は慎重に調節しないと、わざとらしい色味になりがちです。しかし、富士フイルムの緑色は現像段階で過度に色を触らなければ自然な色に落ち着きます。

青色

X-H2 + XF35mmF2 R WR
X-H2 + XF35mmF2 R WR
X-H2 + XF10-24mmF4 R OIS WR

富士フイルムの色の中でも、特にフィルムっぽさを感じられるブルーの色味です。

紫色

X-H2 + XF33mmF1.4 R LM WR
X-H2 + XF10-24mmF4 R OIS WR
X-H2 + XF10-24mmF4 R OIS WR

紫、マゼンタ系の色も破綻しやすい色ですが、綺麗なグラデーションが残っています。

まとめ

こちらの記事では、富士フイルムの色味の思想についてご紹介いたしました。

まとめると、富士フイルムの目指す色は『普遍的な色』。世代を超えて愛される心地の良い画質こそ、富士フイルムが求める色なのです。

カメラの画質は撮って出しでも十分すぎるほど綺麗なので、RAW現像に疲れてしまった人や、撮って出しで最高画質の写真を撮りたい人には特におすすめのカメラメーカーです。

デジタル全盛の時代にフィルムの色味ってどうよ?そんなお声もあるかもしれませんが、デジタルの流行を追うような色味はそもそも富士フイルムの思想の対極にあります。

未来の自分自身に思い出の写真を届けるのなら、前述した心地よい画質がぴったりです。

そんな色に対して並々ならないこだわりを持つ富士フイルムの色味についてのご紹介でした〜

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富士フイルムのことが好きになるオススメ本

この記事を書くにあたり、もっとも参考にしているのが「FUJIFILM 画質完全読本」です。

富士フイルムの画質に関する哲学や、各フィルムシミュレーションのことがよく分かる内容になっているので、富士フイルムファンには是非とも読んでいただきたい一冊です。

どういうわけか、ネットで富士フイルムの画質について記載された詳しい記事が見つかりません。筆者も公式ページを含めていろんなサイトをリサーチしましたが、もっとも濃い情報が載っていたのはこの本。

富士フイルムファンの人や富士フイルムのカメラが気になるって人はぜひ手に取ってみてください。

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