富士フイルム LH-XF23 II 角形レンズフード 濃厚レビュー 【XF33mmF1.4 R LM WR XF23mmF1.4 R LM WR用】

・アルミの削り出しフードって?
・どうして別売りフードがあるの?
・外観や使用感は?

今回はこのような疑問にお答えします。

富士フイルムから発売されている別売りのアルミ削り出し角形フード LH-XF23 IIについてレビューいたします。
サイズ感や重さ、大きさ、使用感を詳しく解説した内容となっております。

またXF33mmF1.4R LM WRに装着した写真も用意していますので、使用イメージが湧きやすい濃厚レビューになっております。

このブログを書いている人

そーいち


※ここから先の内容はレンズフードが欲しくなっちゃうかもなので、自己責任でご覧くださいませ

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目次

仕様

LH-XF23 II 主な仕様
発売日2022年2月24日
価格(公式オンラインショップ)8,690円(税込)
対応レンズXF23mmF1.4 R LM WR / XF33mmF1.4 R LM WR
素材アルミ
サイズ(最大値)70mm×70mm×25mm(高さ)
重さ80g

仕様にもある通り、アルミ素材の削り出しで作られた高級感のある角形レンズフードです。

アルミの削り出しとは?

文字通りアルミの合金から一つずつ削り出して作られる製品のことです。

金属のかたまりから一つずつ丁寧に削り出す加工なので、手作りの伝統工芸品と同じくらいの時間とコストがかかります。通常、レンズフードにそこまで気合を入れるメーカーは珍しいです。

アルミの削り出しのメリットはなんといっても高級感。
AppleのMacBookのように、デザインの美しさを追求しないと実現できない加工なのです。

なぜ別売りフードがあるの?

ぶっちゃけ写真撮影において、この角形フードのメリットはありません。
写真の写りも技術も良くなるわけではないです。

では、なぜアルミ削り出しの別売りレンズフードがあるのか。

それは心の琴線に触れる撮影体験にあります。

富士フイルムのレンズはプラスチックと金属パーツの組み合わせで、他メーカーにはない美しいデザインとなっております。そんな高級感のあるレンズならフードにも高級感が欲しくなるもんです。

車で例えるなら、プラスチックのレンズフードは乗用車。アルミの角形フードはフェラーリのようなものです。

撮影時の満足感やかっこいいレンズを持つ所有欲を存分に満たしてくれる。そんな撮影体験を提供してくれるのが、このアルミ削り出しの角形フードです。

外観

この角形レンズフードの最大の特徴は高級感です。

プラスチックにはない美しい光沢は、高級感のある富士フイルムのレンズによく合います。
ずっしりとした重厚感があるので、他のレンズにはない味わいある見た目も魅力の一つです。

アルミの削り出し加工は、通常の金属加工のようにプレスしたり、のばしたりして加工をしないので、見た目が均一でムラがなく、ひび割れを起こすこともありません。

最近のレンズフードはプラスチック製がほとんどになってきたので、純正で金属のフードの選択肢があることは非常に珍しいです。

この角形レンズフードは手間とコストをかけて作られているからこそ、より一層愛着が湧くデザインに仕上がっています。

使用感

このフードを使用していて、特に不便に感じることはありません。

フードのキャップはよくあるレンズにカポッとつけるタイプではなく、写真のようにスライド式のキャップになっています。

このおかげでわざわざレンズフードを外す手間もなく、また準備の時にレンズフードを忘れることもありません。

付属品のプラスチック素材フードとの比較

XF33mmF1.4R LM WRに付属のプラスチック素材の円形フードとの比較です。

付属フードとの大きさ比較


二つのレンズフードを並べると、全長サイズが違うことが分かります。

計測してみたところ、プラスチック素材の付属フードの方が約16mm長いという結果になりました。
わずかな差ではありますが、撮影時のコンパクトさは角形レンズフードが勝ります。

素材感の違い

素材感はプラスチックと金属製で比べると、金属製の角形レンズフードの方が高級感があります。

しかし、付属のプラスチック製フードも決して悪いわけではありません。装着すると高級感こそ劣るものの、付属フードとしての性能は十分に発揮できています。

フードの重さ

アルミ素材である角形フードと重さを比べると付属のフードの方が圧倒的に軽いです。

今回ご紹介している角形フードLH-XF23 IIの重さは80gほど。
一方、付属フードは27gという結果でした。

この53gの違いをどう受け止めるかは人によります。

XF33mmF1.4R LM WRの重さは360gです。これにそれぞれのフードをつけると、

・付属フード : 387g
・角形フード : 440g

という結果になります。

富士フイルムのレンズは400gを切るレンズが多いので、この53gの差はわずかにウィークポイントです。

それを差し引いてでも、角形フードはかっこいいので付けっぱなしになっちゃうんですよね〜

メリット

手頃な価格で所有欲を満たしてくれる。

正直な話、レンズフードは付属のものでも全く問題ありません。

けれども男ってなぜか車や腕時計にこだわるように、より良いものがあるとそっちが欲しくなっちゃう生き物なのですよね。

筆者もその一人です。別売りのレンズフードがあるから写真が上手くなるわけではありません。しかし、たった数千円の投資でお気に入りのレンズにより愛着が湧くのならと、レンズと合わせて購入しました。

どこまでいっても自己満足の世界なのですが、居酒屋を2回我慢したと思えば実質チャラになります。(よくない考えですが笑)

距離の近い、身近な人を撮るのに適したレンズフード

前述した通り、円形フードと比べると角形レンズフードの方がよりコンパクトです。なので、身近な友達や家族を撮影する時に適しているのも大きな特徴です。

プラスチックの円形フードの方が全長が長いので、どうしても大きい見た目になります。見た目が大きくなるとカメラに慣れていない人は緊張しやすくなります。

昔の筆者もそうでしたがフルサイズのデカいカメラでは、リラックスして気軽に写真を撮ろうとしてもなかなか難しいものがありました。

そんな問題もこのコンパクトな角形レンズフードなら解決できます。

コンパクトな角形レンズフードなら、相手に威圧感を与えることなく距離の近い撮影ができるようになりました。加えて写真は自然な表情が増えました。

デメリット

金属のフードは傷が目立つ。

金属は塗装をされているため、どこかにぶつけたりすると塗装が剥がれる恐れがあります。中古市場の角形フードを見ていると、フードの角やふちの塗装が剥がれているものをよく見ます。

剥がれにくい加工はされているはずですが、こればかりはどうしようもありません。

傷を聞くとマイナスなポイントに思えますが、プラスに捉えるとそれが味のある見た目になります。

いいレザーやデニムは使い込んでいくほどにオリジナルのいい味が出ます。そんな風にレンズフードを育てていく感覚でいれば、傷にすらも愛着が湧くでしょう。

常時つけっぱなしなので携帯性が劣る

角形レンズフードの最大のデメリットは逆向きにつけられないことです。

プラスチックのフードなら逆向きにつけられて持ち運びがコンパクトになりますが、それができません。

角形レンズフードは撮影時はコンパクトになります。しかし、持ち運びや携帯性となるとフードが逆向きにつけられる付属のフードの方がおさまりはいいです。

とはいえど、携帯性と高級感のトレードオフの関係です。

携帯性が落ちる代わりにこの美しさがあるので、これに関しては受け入れるほかないです。

あえて別売りのフードを買うべき理由

あえて別売りのフードを買う理由、それはロマンです。

富士フイルムユーザーの方々は、他のレンズメーカーにはない富士フイルムのクラシックなデザインに心惹かれている方も多いのではないでしょうか?

筆者もその一人なわけですが、やはり別売りのフードを買うと気分が上がります。これは、自分の持つ機材に対してこだわりを持っているんだという一つの象徴になるからだと思います。

そういった男心くすぐるものにはそれ相応のクオリティとブランドの美学がなければ成立しません。

きっとこのレンズフードを検索してこの記事に辿り着いたあなたはその違いがわかるはず。
富士フイルムの魅力を最大限に発揮することができるアルミ削り出しの角形レンズフードのご紹介でした。

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