【撮って出しが1番綺麗】RAW現像に疲れた男が選んだ撮って出しカメラについて

RAW現像を頑張ってるけど、時間はかかるし色味は難しい・・・
これってやる意味あるのかなー??

きっとこの記事に辿り着いたあなたは、RAW現像に疲れてしまっているのではないでしょうか?

筆者も昔はそうでした。

今回の記事は約3年半RAW現像一筋でやってきた筆者が、JPEG撮って出しのカメラシステムに乗り換えた話をしております。

こんな方の参考になるように記事を作りました。

  • 写真は好きだけどRAW現像に疲れた
  • もっと気軽に写真を楽しみたい!
  • 撮って出しでも綺麗な写真は撮れるの?

RAW現像は、写真を思い通りにコントロールできますが、思い通りの色を出すにはかなりの時間と勉強が必要。

なので、写真を気軽に楽しむためにJPEG撮って出し運用をしましょう!という内容を体験談ベースでお話ししていきます。

ご覧いただいた読者の方が「JPEG撮って出しでもいい写真が撮れるんだ!」と実感していただければ幸いです。

このブログを書いている人

そーいち

目次

【結論】撮って出しは捨てたもんじゃない

あなたは撮って出しと聞いてどんな印象を持ちますか?

きっと、カメラを上達させるならRAW現像は必須と思われている方も多いかと思います。

YouTubeなどを見ていると「思い通りの写真にしたいならRAWで撮りましょう!」

みたいな内容をよく見ます。

実際はその通りです。オシャレでオリジナリティのある写真に仕上げるのならRAW現像は必須です。

しかし、現実はそんなに甘くありません。

ぶっちゃけ自分らしい色を作るのは非常に難しいです。

例えば、カメラに搭載されている色の設計は、その道のプロが作っても長いもので2年もかかるほど。

素人がいい色味を出すなんて、よほどうまいこといかないと難しいのです。

それならば、プロが丹精込めて作り上げた色再現を使いましょうよ!というのが、今回のご提案でございます。

そんな主張を体験談ベースでお話いたします。

RAW現像に疲れた男

筆者は昔、ガッツリRAW現像をしていましたが、それに疲れちゃったというお話です。

約3年半のRAW現像修行

筆者は約3年半の間、SONYのカメラを使った写真を全てRAW残像していました。

趣味でポートレートをしていたこともあり、1回の撮影だと約6時間ほど現像に時間をかけていました。

RAW現像って時間がかかりますよねぇ〜

いろんな色を試行錯誤

とにかく綺麗な色味と美しい肌色を目指していましたが、中々思い通りの色にはなりません。

明るいところと暗いところでは、肌の発色が変わってしまうのでひたすら試行錯誤を繰り返しました。

自分の色=独りよがり

そうやって3年半もRAW現像にかけた結果、分かったことは『自分らしい色=独りよがり』ということでした。

自分らしさ100%は独りよがりだった

自分らしさを追い求めてRAW現像をしてきましたが、結果的に純度100%の自分らしさとは、独りよがりということに気がつきました。

「自分らしい色」といえば聞こえはいいのですが、その良さを分かるのって自分だけなんです。

誰も人のレタッチにアイデンティティなんて求めていないのです。

けれども、独自性を磨くことがいい写真に導くと思っていました。

すると結果的に写真が好きなのか、レタッチが好きなのかよく分からない状況になってしまいました。

レタッチが上手い人は、写真の歴史を掴んでいるかも

それでも世の中にはレタッチで人を感動させる作品を作る人がたくさんいます。

それができる人の特徴は、写真の歴史を掴んでいるんだと思います。

例えば、「自分らしい色の写真」と「フィルムライクな写真」があるとします。

世の中的には「フィルムライクな写真」は誰もが心地よく感じるという共通認識があります。

逆に、「自分らしさ」のいい部分は他人からするとどうでもいいようなことがほとんど。

むしろ、「フィルムライク」「1970年台のフィルムの色味」「コダックのポートラ」などのほうが、誰でもわかる分かりやすい良さなのです。

つまり、世の中が歴史の中で受け入れてきた色に関する情報と感覚の蓄積がたくさんあればあるほど、人の心を感動させる写真に仕上げることができるのです。

純度100%の自分らしさは独りよがりなのです。

理屈で分かっても表現は難しかった

そうと分かれば、ひたすらインプットや!と実行してみましたが上手くいかず。

頭で分かっていても、感覚がついてこないような感じ。

きっとRAW現像が上手な人はこの辺の応用力があるんだなと思いつつ、ないものねだりばかりではしかたないので、別の道を模索しました。

撮って出しこそ完成された色作りかも

そんなこんなで、RAW現像をせずともいい色味の写真を作る方法を考え始めました。

撮って出しは色のプロが導き出した最適解

いろいろ調べていく中で、カメラメーカーの撮って出しの色味について追求していきました。

どうも、カメラメーカーの色作りってかなり複雑なようです。例えば、フィルム調の色味の色再現を作る際、1970年代の色味を研究していくところから始まる。

そして、その当時のフィルムの発色特性をどんなシーンにでも再現できるように事細かく調節していく。長いものでは2年の歳月がかかるほど、カメラ内蔵の色再現は精密に作られているのです。

RAW現像の写真を他の写真にも反映してみると、色味が崩れてしまうことがあります。そういった色の破綻が起こらないように、あらゆるシーンで一定の色再現ができる調整を施しているので、まさに撮って出しの色はプロが導き出した最適解なのです。

問題はカメラメーカー選び

撮って出しにこだわるのであれば、好みの色を持つカメラメーカーを探さなければなりません。

良くも悪くもカメラの色に依存するわけですから、そのメーカーの持つ色が自分の目指す写真に相応しいかが一番の課題になります。

筆者の場合、最近流行りのSNSで目立つようなコントラストと彩度が高めな目立つ写真より、心落ち着く普遍的な色がいいなと思ったわけです。

これから家族ができた時、その思い出の写真を数十年後に見返しても「この時の色味は今でもいい色」と思える色味を探していました。

FUJIFILMは色へのこだわりが半端ないメーカーだった

様々なカメラメーカーを吟味した結果、筆者はFUJIFILMのカメラを選びました。

その理由は、FUJIFILMという会社は色に対するこだわりが半端ないメーカーということが分かり、その魅力に取り憑かれていきました。

そんなFUJIFILMのカメラの色の特徴についてガッツリご紹介。

色と向き合ってきた約90年の歴史

FUJIFILMは約90年もの歴史がある会社です。

FUJIFILMのフィルムは世界中で使用されてきました。世界中の人々が写真を見て心地よいと感じる色再現にこだわってきた歴史の蓄積が、デジタルカメラにも応用されています。

フィルムシミュレーションといって、約20種類の色再現の中から好みの色を選ぶことができる、まさにFUJIFILMの専売特化なのです。

他社メーカーだと、『スタンダード』『ビビット』などの表示がほとんどですが、FUJIFILMのカメラは、スタンダードでも『プロビア』、ビビットでも『ベルビア』など、色再現をフィルムベースに行われています。

これは、他社には絶対に真似できないFUJIFILM独自のアイデンティティであり、フィルムメーカーだからこそ、その価値が真に輝くのです。

フィルムで世界中から認められた色再現の哲学をデジタルカメラの色再現に採用しているので、誰が見てもいいと思える色味をシャッターを押すだけで楽しむことができます。

撮って出しで最高の絵が出る

FUJIFILMのカメラは『撮って出しで最高の絵が出る』ことを目標に色を設計されています。

どれだけ色を極めても、全てのシーンに相応しい色再現は不可能です。

可愛い子供を表現するのなら柔らかい雰囲気が良いし、社会問題を取り上げるような写真はシリアスな色使いを選ぶべきです。

人によってどんな被写体をどんな風に撮りたいかは変わってきます。そんなそれぞれのシュチュエーションに相応しい色再現が20種類も選べるので、FUJIFILMのカメラはどんなシーンでも撮って出しで最高の絵を出すことができます。

カメラで完結する絵作り

「撮って出しでも写真の雰囲気を変えたいよな〜」

そんな方にもFUJIFILMのカメラはちゃんと対応しております。

あらかじめ画質の設定をしておけば、シャープや明瞭度、ノイズや色の諧調補正などを細かく調節することができます。

そして、その設定した画質を撮って出しで楽しめるという点にあります。

例えば、写真を全てフィルムっぽくするためにシャープネスと明瞭度を下げて、ノイズを増やす。

その設定をかけておくと全ての撮って出しの写真に反映させることができるので、わざわざレタッチしなくても撮って出しで好みの写真に仕上げることが可能です。

撮って出しの画質にこだわれるのもFUJIFILMのカメラを選ぶべき理由の一つです。

FUJIFILMの色味に関しては、別の記事で詳しくご説明しておりますのでこちらもあわせてご覧ください。

撮って出しの写真を使ってみて感じたメリット

筆者はそんなFUJIFILMの魅力に心惹かれて、カメラメーカーをSONYからFUJIFILMに乗り換えました。

その時のことは詳しく記事にしているのでこちらもあわせてご覧ください。

FUJIFILMのカメラに乗り換えたことで、撮って出しの写真ライフが始まりました。

それからガッツリ撮って出しのみで写真撮影をしてきたわけですが、RAW現像スタイルから撮って出しスタイルに変えたことで、どれだけ写真が楽になったかをご紹介。

完成されたFUJIFILMの画質

FUJIFILMの写真は撮って出しで完成された絵が出るので、写真を撮影してからスマホに送るまでの手間が大幅に削減できました。

FUJIFILMのカメラで撮る写真は現像で色調節をする必要がほとんどないのが大きなメリットです。

筆者は一度の撮影で約6時間ほどレタッチに時間を費やしていましたが、今はその時間を削減できたおかげで、こうやってブログに注力できるようになりました。

こうやってレタッチの時間を削減できるのはFUJIFILMの美しい画質があってこそです。

写真は選ぶだけでいい

FUJIFILMのカメラは色味が最高に美しいので、写真撮影後の作業は写真を選ぶだけで済みます。

「RAW現像をしなきゃなぁぁぁ」と億劫になっていた作業も、ただ撮影したデータを選ぶだけなので圧倒的に楽になります。

撮影後は写真を選ぶだけでいいので、たくさん写真を撮りすぎてもRAW現像に怯えることはありません笑

【まとめ】撮って出しでいいんじゃない?

ということで、筆者がRAWと撮って出しの両方を経験した上での結論は『撮って出しでいいんじゃない?』ということです。

その理由は、ライフスタイルの変化です。

筆者がRAW現像をガッツリしていた時は独り身で時間がガッツリありました。しかし、現在はそろそろ結婚だな〜みたいなフェーズにいるので、中々パソコンに張り付いてレタッチするって難しいんですよね。

今後家族ができて、子供ができてってなるとなおさらです。

そんな将来を見据えて、撮って出し運用のできるカメラ選びをする方が、賢明ではないかってなわけでFUJIFILMのカメラで撮って出し運用に切り替えました。

写真表現を極めるのならガッツリRAW現像を続けるべきではありますが、手軽にキレイに思い出を残すツールとしてカメラを選ぶのなら無理してRAW現像を頑張らなくてもいいのかなと。

そして、そんな風に家族との思い出をハイクオリティな写真で残したいという方も多いはず。

ということで、気軽にプロクオリティの写真を楽しむのならFUJIFILMのカメラで撮って出し運用が最強かも?というお話でした〜

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