- XF16mmF1.4 R WRってどんなレンズ?
- 写りや使用感は?
- どんな時に使えるレンズ?
こんな疑問をお持ちのあなたへ。
この記事では富士フイルムのXシリーズレンズであるXF16mmF1.4 R WRについて詳細なレビューをまとめました。
レンズの使用感や描写性能、どんなシーンに適したレンズか、そんな気になる疑問にお答えしております。
また、記事の後半にはレンズの描写性能が分かりやすいように高画質な写真作例をご用意していますので、そちらもぜひご覧下さい。
記事の途中でXF16mmF1.4が欲しくなっちゃうかもですが、その気持ちをグッと抑えていただき、最後まで読み進めた上でご検討下さい。
日常使いに1番好きなレンズについて。
— そーいち (@tabikura_dialog) December 10, 2023
富士フイルムのXF16mm F1.4 R WRは日常使いに最高のレンズです👍🏻
旅行、風景、身近な人との写真を撮るのにめっちゃ使えまっせ📷 pic.twitter.com/aUVlKeQGzZ
XF16mmF1.4 R WRはこんな人にオススメ!
・旅行で使いやすいレンズを探している人
・風景写真にピッタリのレンズが欲しい人
・身近な友達や家族の写真を撮りたい人
そーいち
- FUJIFILMのカメラを愛用&大好き
- 関西の観光地での写真を撮ることが趣味
- カメラの気になる疑問を解決するブログをやってます
仕様
XF16mmF1.4 R WR レンズ仕様 | |
---|---|
発売日 | 2015年5月21日 |
マウント | Xマウント |
フォーマット | APS-C |
レンズ構成 | 11群13枚 (非球面レンズ2枚、異常分散レンズ2枚) |
焦点距離 | 16mm(フルサイズ換算24mm相当) |
絞り値 | F1.4~F16 |
絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
金額(公式オンラインストア) | 157,300円(税込) |
最短撮影距離 | 15cm~ |
最大撮影倍率 | 0.21倍 |
サイズ | 最大径 : 73.4mm 長さ : 73.0mm |
重量 | 375g |
フィルターサイズ | 67mm |
防塵防滴 | あり |
AF | DCコアレスモーター |
富士フイルムより発売されている大口径レンズXF16mmF1.4 R WRのご紹介。
フルサイズ換算24mm相当の焦点距離であるこちらの広角レンズは、日常使いから旅の写真まで幅広く使用することができる単焦点レンズです。
また、F1.4の大口径レンズにもかかわらず、重さは400gを切るという優れもの。気軽に持ち運べる広角レンズの特徴や使用感、描写性能をまとめました。
レンズの特徴
日常使いに最適な焦点距離
XF16mmF1.4 R WRは日常使いにピッタリのレンズです。
その理由はフルサイズ換算で24mmの焦点距離にあります。この広い画角はスマートフォンの画角に近い焦点距離。スマホのように、常に持ち歩いて室内でも屋外でもどこでも撮りやすいレンズがXF16mmF1.4 R WRなのです。
こちらはフルサイズ換算50mmと24mmの画角のイメージ図です。
この図を見ると24mmのほうが50mmより広く撮れることがわかります。広すぎるなと思ったら寄ったりして工夫することで画角が調節しやすいです。
一方で50mmレンズは結構後ろに下がらないと全身が写りません。自宅の部屋でしたら顔のドアップくらいしか撮れまない画角です。
カフェなどでしたら離れれば撮れますが、わざわざ席を立って2〜3mくらい離れて「はいチーズ!」なんてできません。
「頼むからやめてくれ」って言われるのがオチです笑
大は小を兼ねる。広く撮っておけば画角は後から調節できます。スマホカメラのように、普段使い画角のレンズです。
室内で大活躍の明るい広角レンズ
「使いやすさなら広角ズームのほうがいいのでは?」
そんなお声もあるかと思います。そーなのです、広角ズームレンズのほうが圧倒的に便利です。ただね、室内になると話は別なんですよ。
室内でカメラを構えた時、思ったよりも暗いってのはよくある話。
そんな時に使いやすいのがF1.4の明るい広角レンズなのです。
例えば自宅で子供を撮ろうとなった時。F2.8以上のレンズだと思った以上に暗いのでシャッタースピードかISO感度で明るさを調節するしかありません。
これがXF16mmF1.4 R WRの開放F値で撮影すると、手ブレしないシャッタースピードを維持しつつ、ノイズの少ないISO感度で撮影できます。
日常使いをするならば、家の中でも外でも旅先でも万能に撮れるレンズがいいですよね?
そんなわがままな要望を叶えてくれるのがXF16mmF1.4 R WRなのです。
めっちゃ寄れる
XF16mmF1.4 R WRの隠れた特徴はめっちゃ寄れることです。このレンズ一本だけで撮影表現の幅が格段に広がります。
作例としてイチョウの葉を載せておきます。イチョウって5cmくらいのもんですよ?それがここまで寄って撮影できるので、風景や景色以外の用途にも使えます。
この時は奈良公園で紅葉を撮影しようとぶらぶらしていたのですが、ふとイチョウの葉を撮りたいなと。普段でしたら寄れるレンズがないので、無理やんか!と諦めていたところ、「そういえばこのレンズめっちゃ寄れるやん〜」と、思い出して撮ったのがイチョウの写真。
たった一本の広角レンズで風景からマクロ的な撮影ができちゃうので、小さな点ですが面白い特徴かと思います。
外観
高級感のあるこちらのレンズは鏡筒部分が金属パーツでできているため、富士フイルムのレンズを持っているんだ!というような所有欲を満たしてくれるデザインとなっています。
今どき外装デザインにここまでこだわっているメーカーは少ないです。このレンズに限ったことではありませんが、富士フイルムのカメラシステムは共通して持っていることに喜びを感じるデザインが施されています。
いいカメラ、レンズ持ってたら写真上手くなりそうやん!ってな気持ちにさせてくれるほどテンションの上がる一本です。
使用感
絞りリング
絞りリングは最近発売されているXFレンズと比べてやや軽い印象です。
カチカチと音を立てるクリック感のあるデザインはいいところ。デメリットは絞りリングがやや軽めなので、不意に手が当たってF値が変わってしまうのがたまに感じる残念ポイント。
頻繁に発生するわけではありませんが、絞りリングの使用感はご納得いただいた上でご購入を検討してください。
操作性
絞りリングが軽いこと以外は使いづらいことはありません。
ただし、AFを使用する時はやや駆動音を感じます。
AFの駆動音
ごく小さな音なので周りに聞こえることはありませんが、今時の静かなレンズの比べるとやや気になるポイント。
とはいえど、慣れたら問題ありません。筆者も初めは気になりましたが数回使用したら慣れて気にならなくなりました。
AFとMFの切り替え
フォーカスリングを下に引っ張ると瞬時にマニュアルフォーカスに変えられる仕様になっています。
写真にある赤丸の部分のフォーカスリングが上下にスライドするようになっています。右画面のようにリングを下にスライドするとマニュアルフォーカスになります。この利点は寄って撮影する時にフォーカス切り替えが瞬時にしやすいことです。
寄れるレンズではあるのですが、最短撮影距離になるとオートフォーカスが合いづらくなります。これはレンズの性能の良し悪しではなく、寄れるレンズのオートフォーカスはそんなものです。
なので近接撮影時はマニュアルフォーカスがいいのですが、わざわざカメラ側の設定でマニュアルフォーカスに合わせるのも面倒、、、そこで活躍するのがこのレンズのフォーカス切り替えです。
写真の左側はオートフォーカス、右のように下にスライドさせるとマニュアルフォーカスに切り替わります。
いちいちカメラで設定し直すこともなく、スライドするだけで瞬時にマニュアルフォーカスに切り替えられるので非常に便利です。
携帯性
XF16mmF1.4 R WRは日常使いにオススメするくらいなので携帯性もバッチリです。
何を持って携帯性バッチリやねん!という方に。ちっさいカメラバッグにでも余裕で入ります。カメラを薄い生地のトートバックに入れる人はあんまおらんと思うので、そういうバッグは割愛。
いわゆるレンズ交換式のカメラを持ち運ぶためのカメラバッグなら楽に持ち運べます。
また、筆者はカメラ使用時にX-H2かX-H2Sにつけて持ち運んでいまして、首からかけたり、斜めがけしたりしていますが1kgを切る重さなので大きな負担にはなりません。
角形レンズフード LH-XF16について
アルミ削り出しの角形レンズフード、LH-XF16がアツい。
富士フイルムは別売りでアルミ削り出しの純正角形レンズフードを発売しています。これ、めっちゃかっこよくないですか!?
アルミの削り出しのメリットはなんといっても高級感。
Apple製品のように、デザインの美しさを追求しないと実現できない加工なのです。
レンズ付属のフードはプラスチック製の花形フードです。これでも十分なのですが、富士フイルムのレンズは多くの金属パーツが使われているのでフードも金属の方が圧倒的にかっこよくて所有欲を満たしてくれます。
アルミ削り出しの角形レンズフードLH-XF16が気になる方はこちらの記事、「富士フイルム 角形レンズフードLH-XF16の濃厚レビュー 」もぜひご覧ください。
※欲しくなっちゃうかもなので自己責任でね!
レンズの描写性能
こちらではXF16mmF1.4 R WRのレンズ描写をご紹介。ほんまに高画素非対応かい!?って思うほど写りがいいんですよねぇ〜。
開放F1.4の描写
3cmくらいのもみじに寄って撮影しました。みんなみて!これAPS-Cの広角レンズやで!めっちゃボケへん!?
そう、広角レンズでも寄ったらいい感じにボケます。このレンズはめっちゃ寄れるので、寄れば寄るほどボケます。
こんな感じで工夫次第ではボケも楽しめるし、開放ならカフェとかで身近な人を撮る時でもそれなりに背景がボケてエモく撮れます。玉ぼけはフチがやや色づきますが、拡大しないとわからないレベル。ボケは非常に滑らかですね。
この写真は開放だけどピントが合ってるとこはキリッとしてます。写真をタップしたら高画質作例が見れるのでぜひそちらでも見てみてください。
絞り込んだ時の描写
このレンズはF値を絞って撮影するとキリッとした絵になるので、風景撮影や旅行先での景色を撮るのにもピッタリです。
絞り込むと解像度はさらにアップします。線はキリッと細くてシャープに写ります。なんで高画素対応じゃないんだろってくらいええ写りをしてくれます。
筆者はXF56mmF1.2R WRとXF33mmF1.4R LM WRを所有しております。XF16mmF1.4 R WRはこの高画素対応のレンズに匹敵するんじゃないかと思うくらいいい解像感だと感じています。
解像感があって良かったと思う点は風景写真の時。葉っぱや木などの自然物に立体感が出るほど細やかな描写なので、旅行先での思い出の風景が「この写真めっちゃいいやん」っていうクオリティで撮れるのでめっちゃテンション上がりますよ。
作例
こちらではXF16mmF1.4 R WRで撮影した作例写真をご紹介。
写真をタップしていただくと、Flickrという海外の写真共有サイトへつながります。ブログでは画質に制限があるものの、Flickrでは高画質な作例をお楽しみいただけます。
さらに、写真撮影時のF値やシャッタースピードなどのEXIF情報も見ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回ご紹介したXF16mmF1.4 R WRを総括すると、「日常に溶け込むレンズ」です。記事中にある通り、フルサイズ換算24mmのレンズは旅行、風景写真、身近な友達や家族を撮りたい人にぴったりのレンズです。
筆者は終始、「日常使いにおすすめのレンズやでぇぇぇぇ」と謳っていました。ほんまにプライベートで身近な人を撮るのがメインなので「ブログに使われへんやん!」ってな写真がほとんどでした笑
そんなプライベートタイムに使いたくなるのがこのレンズの最大の特徴だと筆者は思うのです。
それは全てこのフルサイズ換算24mmという広角レンズの特性と富士フイルムの色の良さからきているものかと。
富士フイルムユーザーで、日常使いに優れたレンズをお探しの方はぜひXF16mmF1.4 R WRをご検討くださいというお話でした〜
ということで、次の項目ではXF16mmF1.4 R WRをお得に購入する方法をご紹介いたします。
機材をお得に買う方法
記事を読んで気になったカメラやレンズ。せっかくならお得に購入したいはず。そんな方のためにお得に機材を手にいれる方法をご紹介いたします。
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FUJIFILMに関するほかの記事
当ブログでは、今回のようにFUJIFILMのカメラに関する記事がたくさんございます。
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