- XF23mm F2 R WRはどんなレンズ?
- どんな特徴?使用感は?
- このレンズはどんな写りをする?
こんな疑問をお持ちのあなたへ。
この記事では富士フイルムのXシリーズレンズ、XF23mm F2 R WRの詳細なレビューをまとめました。
レンズの仕様や描写力、使用感まで気になる疑問に全てお答えしております。
また、レンズの描写がわかりやすいように記事の後半に高画質な作例をご用意しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
XF23mm F2 R WRはこんな人にオススメ!
- 初めての単焦点レンズが欲しい人
- 軽くて持ち運びのしやすいレンズが欲しい人
- 気軽に写真を楽しみたい人
ずっと気になってたXF23mmF2 R WRをレビューしました📷
— そーいち (@tabikura_dialog) February 18, 2024
このレンズがやばい理由は以下の3つ✅
①180gを切るコンパクトさ
②小さいのに高画素対応レンズ
③コスパが半端ない
開放はやや甘いですが、その甘い写りだからこそ、XF23mm F2を使うべき理由があるのです😚https://t.co/wT6f67uFBI pic.twitter.com/gSaxaAGJ1W
レビューの途中でこのレンズが欲しくなっちゃうかもですが、その欲をグッと抑えていただいて最後まで読み進めていただいた上でご検討ください。(記事の最後にレンズをお得に手にいれる方法をご紹介しております)
そーいち
- FUJIFILMのカメラを愛用&大好き
- 関西の観光地での写真を撮ることが趣味
- カメラの気になる疑問を解決するブログをやってます
XF23mm F2 R WRの仕様
XF23mm F2 R WR レンズ仕様 | |
---|---|
発売日 | 2016/10/06 |
マウント | Xマウント |
フォーマット | APS-C |
レンズ構成 | 6群10枚(非球面レンズ2枚) |
焦点距離 | 23mm(フルサイズ換算35mm相当) |
絞り値 | F2~F16 |
絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
金額(公式オンラインストア) | 70,400円(税込) |
最短撮影距離 | 22cm-∞ |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
サイズ | φ60.0mm x 51.9mm |
重量 | 180g(レンズキャップ・フード含まず) |
フィルターサイズ | 43mm |
防塵防滴 | あり |
AF | ステッピングモーター |
発売からかなりの期間が経っているにも関わらず、人気の衰えないXF23mm F2 R WR。
富士フイルムのXシリーズはAPS-Cセンサーだからこそできる小型軽量を売りにしていることもあり、そのコンセプトに沿ったレンズデザインとなっております。
XF23mm F2 R WRは小型軽量でお値打ちなのに、描写は高画素対応レンズと破格の性能なので、エントリーから玄人ユーザーまで幅広く愛され続けているレンズです。
この後の項目ではレンズの特徴や使用感、描写性能をまとめました。
レンズの特徴
こちらではXF23mm F2 R WRの特徴をがっつりまとめました。
①200gを切る軽量レンズ
このレンズの特徴は200gを切る圧倒的な軽さです。
正確には約180gの重さであり、レンズの重さを全く感じないほどの使い心地です。
また、ほかのメーカーだと軽量コンパクトなレンズは簡易的な作りが多いのですが、そこは流石の富士フイルム。
レンズには金属を使用しているので高級感のあるデザインになっております。
②コンパクトなのに高画素対応の解像力
このレンズの凄いところは、これだけコンパクトなのに高画素対応の解像力をあわせ持つという点です。
富士フイルムには約4,020万画素の高画素カメラがあるのですが、その高画素機で使用してもちゃんと解像してくれるレンズに仕上がっております。
富士フイルムのレンズ設計哲学は『光学ファースト』。
どんなレンズでも描写だけは妥協しないという設計思想。
XF23mm F2 R WRもその思想に則り、非常に高い解像感のあるレンズです。
③手の届きやすい価格帯
今回ご紹介のこちらのレンズは富士フイルムレンズ群の中では、比較的手の届きやすい価格帯となっております。
価格も70,400円(税込)ということもあり、お買い求めしやすい価格も魅力の一つです。
外観
こちらではレンズの外観についてレビューいたします。
レンズの外観
レンズの外観は金属パーツを使用しているので、非常に高級感のあるデザインになっております。
富士フイルムレンズのほとんどは値段に関係なく、高級感のある金属パーツを採用しています。
富士フイルムを選ぶユーザー様は、クラシカルなカメラデザインに惹かれている方も多いのではないのでしょうか?
そんな方の嗜好性も満足させられるほど、高いクオリティの製品デザインです。
付属のレンズフード
付属のレンズフードは小型なフジツボ型のレンズフードです。
素材がプラスチックなので、金属製のレンズにつけるとやや素材感の差はわかる印象です。
とはいえど、見た目は非常にコンパクトになるので、そこはメリットになるかと。
別売りの純正レンズフード
XF23mm F2 R WRの見た目も重視される方は別売りの金属製フードを合わせましょう。
クラシックなデザインの穴あき金属フードなので、レンズとの相性も抜群です。
見た目にこだわるなら、金属製の純正レンズフードを選びましょう。
レンズの使用感
こちらでは筆者が実際に使用して感じた使用感についてご紹介。
絞りリング
絞りリングの使用感は、他のレンズと比べるとやや固めのトルク感です。
富士フイルムのレンズはなぜかレンズによって絞りのトルク感が異なりますが、固めな方なので誤操作の心配はありません。
カチカチと音が鳴るクリック仕様のみ。
このカチカチとする音はとても心地良く、意味もなく回したくなるほどいいクリック感です。
オートフォーカス
比較的に古いレンズにも関わらず、オートフォーカスはとても早く正確です。
また、フォーカスの駆動音はほとんど気にならない程度なので、操作性は非常に良好です。
携帯性
このレンズはなんといっても携帯性に優れています。
筆者の使用用途だと、こんなシーンで活躍しています。
- カメラとレンズを一つずつに絞ったラフなおでかけのシーン
- 荷物を増やしたくない時
- レンズを追加で持って行きたい時
非常に軽くてコンパクトなレンズなので、携帯性は最高にいいレンズです。
レンズの描写性能
実際の作例をもとに、レンズの描写性能を検証していきます。
開放F2の描写
XF23mm F2 R WRは開放時の描写は甘いです。
特に近接撮影時はフワッとした柔らかい描写になります。
描写が甘い=デメリットと考えられがちですが、意外ととそうでもありません。
今どきのレンズは開放からでも線が細くカリカリな写りなので、逆にこの甘さは貴重な存在なのです。
特にフィルムシミュレーションには、昔のフィルム時代を想起させるような色味がたくさんあるので、あえて絞り開放で柔らかく撮ることでエモい写真が撮れちゃいます。
写りに味を求めるのなら、写りの甘さも楽しみましょう。
F値を絞った時の描写
絞った時の写りは非常にシャープになります。(作例はF8)
絞り込んだ時の描写はF1.4の大口径レンズと遜色ないレベルです。
拡大した画像はこんな感じ。
約4,020万画素のX-H2で撮影した写真を10倍拡大してみました。
めっちゃシャープじゃないですか!?
絞り込むと線も細く、ディテールもしっかり残っています。
軽量コンパクトですが、解像力は折紙付きです。
開放で寄ると甘い写りに
先ほどもご紹介した通り、開放絞りで被写体に寄るとかなり甘い写りになります。
まるでオールドレンズのようなフワッとした写りになるので、お好みは分かれますがこれはこれで味があります。
特にボケ感を活かした写真はオシャレな雰囲気の写真に仕上がります。
作例
こちらではXF23mm F2 R WRで撮影した写真をご紹介。(フィルムシミュレーションはノスタルジックネガの撮って出しです)
2段以上絞るとかなりシャープで線の細い描写になります。
筆者はF1.4以下の単焦点を何本も試してきましたが、高額レンズに近い描写力に感じます。
前述した通り、開放F2で撮影するとふわっとした描写になります。
開放からシャープに写るレンズが多い昨今ですが、あえて甘い開放で撮ることでノスタルジックな写真を楽しむことができます。
この日にふと開放で撮影してみたところ、この写りがたまらなくいい。
他のレンズにはない、いい個性を見つけた筆者はここからほぼ開放で撮影しています。
23mmだと、開放でも引いて撮れば広い範囲でピントが合います。
ピントが合いつつも全体的に柔らかい描写なので、フィルム感が出ますね。
フィルムシミュレーションがノスタルジックネガということもあるでしょうが、フィルムの質感のような雰囲気で撮影できます。
開放F2で電柱の前ボケを入れてみました。
大口径レンズと比べてわずかにボケる程度。
ガッツリ寄って撮らない限りはあまり大きなボケは出ないです。
神戸北野異人館街という、レトロな街で作例を撮影しました。
自然豊かな場所や、古き良き場所でオシャレな写真を狙う場合は開放一択です。
フィルムシミュレーションにもよりますが、フィルムライクな色再現だと、やや露出を上げ気味で撮影すると一気にフィルムっぽく撮れます。
個人的にはこの写真でXF23mm F2の最大限の良さを実感しました。
寄ればこんなにも大きくボケます。
ボケ味はやや硬いですが、これはこれでフィルムライクな雰囲気になるので個人的には好みです。
XF23mm F2 R WRは現代的な完璧なレンズではありませんが、味わいのある描写ができるユニークなレンズです。
まとめ
今回ご紹介のXF23mm F2 R WRの特徴をまとめるとこんな感じ。
- 200gを切る小型軽量レンズ
- コンパクトなのに高画素対応の解像力
- リーズナブルな価格
小型軽量なのに解像力があり、価格もリーズナブルなので、初めてのレンズからベテランカメラマンの用途まで幅広く使用されている大人気のレンズです。
さらにこのレンズは人気なので、売る時もそれなりの値段になります。
メルカリやYahooフリマなら4〜4.5万ほどの利益が出そうなので、実質的な負担が低くなることも魅力の一つです。
長い間、高い人気を保っている標準レンズ、XF23mm F2 R WRのご紹介でした〜
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