・XF10-24mmF4 R OIS WRってどんなレンズ?
・使い勝手はいいのか?
・どんな描写をするの?
こんな疑問をお持ちのあなたへ。
この記事では富士フイルムのXシリーズレンズ、XF10-24mmF4 R OIS WRの詳細なレビューをまとめました。
レンズの描写性能が分かりやすいように、記事の一番下に高画質でご覧いただける作例をご用意しております。
レビューの途中でレンズが欲しくなってしまう可能性がありますが、一度その欲をグッと抑えていただいてぜひ最後までご覧いただいた上でご検討ください。
1番のお気に入りレンズ、フジフイルムXF10-24mmF4の性能が良すぎる📸
— そーいち (@tabikura_dialog) November 19, 2023
フルサイズ換算15-36mmの画角を持つこのレンズは手ブレ補正が搭載されているのに、重さがわずか385g😌
機動力も高く、描写力もあるこのレンズは旅行へ行くときに重宝します✈️
正直、この一本だけで十分なほどいいレンズです👍🏻 pic.twitter.com/Ky3XxwaKKA
XF10-24mmF4 R OIS WRはこんな人にオススメ!
・気軽に風景写真を楽しみたい人
・軽くて写りのいい広角レンズが欲しい人
・旅行や観光が好きでいいカメラに興味がある人
そーいち
- FUJIFILMのカメラを愛用&大好き
- 関西の観光地での写真を撮ることが趣味
- カメラの気になる疑問を解決するブログをやってます
仕様
XF10-24mmF4 R OIS WR レンズ仕様 | |
---|---|
発売日 | 2020年11月26日 |
マウント | Xマウント |
フォーマット | APS-C |
レンズ構成 | 10群14枚 (非球面レンズ4枚、EDレンズ4枚) |
焦点距離 | 10-24mm(フルサイズ換算15-36mm相当) |
絞り値 | F4~F22 |
絞り羽根 | 7枚(円形絞り) |
金額(公式オンラインストア) | 157,300円(税込) |
最短撮影距離 | 24cm0.16倍 |
最大撮影倍率 | 0.16倍 |
サイズ | φ77.6mm×87mm |
重量 | 約385g(レンズキャップ・フード含まず) |
フィルターサイズ | φ72mm |
防塵防滴 | あり |
AF | ステッピングモーター |
今回紹介する富士フイルムのレンズ、XF10-24mmF4 R OIS WRは、2014年3月15日に発売されたXF10-24mmF4 R OISから約6年ぶりのリニューアルとなったレンズです。
レンズ構成などの変更はないものの、細かな仕様を改善した2世代目の小三元広角ズームレンズとなっております。
この後の項目では旧型XF10-24mmF4 R OISと比べて進化した特筆すべきポイントと共にレンズの特徴や描写を詳しくまとめてみました。
※ここから先の内容はレンズが欲しくなっちゃうかもなので、自己責任でご覧くださいませ
【カメラのキタムラ】FUJIFILM XF10-24mm F4 R OIS WR【新品】141,570円 (税込)レンズの特徴【旧型との違い】
この項目では、旧型の小三元広角ズームレンズであるXF10-24mmF4 R OIS WRの新旧比較として3つのポイントでまとめました。
①レンズ内手ぶれ補正のグレードアップ
レンズの型番にも記載されている『OIS』はレンズ内手ブレ補正のことを指します。
今回のレンズリニューアルで手ぶれ補正の性能は2.5段分から、3.5段へと進化。
手ブレ補正が旧型と比べて1段上がったことにより、暗い場所での手持ち撮影がより行いやすくなりました。
ちなみに、ボディとの協調動作では最大6.5段分の補正効果があるとされており、より遅いシャッタースピードで撮影できる場面が増えたのはいい改善点です。
このレンズ内手ブレ補正があることで手ぶれブレの心配はほとんどなくなります。
F4通しにも関わらず暗い場所でも活躍できる万能レンズ。サクッとお出かけする際にこの一本があればほとんどのシーンで活躍できます。
②防塵防滴&耐低温構造へのアップグレード
ここ最近の富士フイルムのレンズにはほとんど搭載されている防塵防滴&耐低温構造が採用されました。
旧型には採用されなかっただけに、今回のリニューアルで防塵防滴仕様になったのはいいポイント。
広角ズームレンズは外で風景を撮ることが多く、急な雨でも気にせず撮影することができるのでありがたい進化点です。
筆者も撮影中に何度か雨に降られましたが、レンズに不具合が起こることもなく、その後も問題なく作動しました。
耐低温構造について、日本では北のエリア以外はあまり関係のないことですが、どんな環境でも撮影ができるようにするための配慮はありがたい改善点です。
撮影以外の心配事を気にせずに済むので今まで以上に集中して撮影に挑めますよ。
③レンズ重量の軽量化
新型のXF10-24mmF4 R OIS WRはほぼ同じ大きさですが、軽量化に成功しています。
・旧型 = 410g
・新型 = 385g
ほぼ同じサイズ感にも関わらず25gの軽量化をしてくれたことは本当にありがたい。
富士フイルムのレンズの多くは400gを切るレンズが多いのでいい進化をしてくれました。
便利さも去ることながら、レンズの軽さは非常に重要なポイント。どんなにいいレンズでも持ち運ばなければ意味がありませんので。
外観
XF10-24mmF4 R OIS WRをおすすめする理由は外観のかっこよさにあります。
このレンズは小三元の広角ズームレンズという、絞り値がF4通しのズームレンズです。
大三元ズームレンズの廉価版というイメージがある小三元のズームレンズ。
しかし、富士フイルムの小三元ズームレンズは高級な大三元ズームレンズや単焦点レンズと同じ、金属パーツとプラスチック素材を組み合わせたデザインとなっております。
富士フイルムのいい点はクオリティ重視というところ。
小三元ズームレンズだからといってクオリティを落とさずに、高級レンズと同じ仕様で仕上げている美学にはあっぱれです。
大三元ズーム、小三元ズームとは?
・大三元ズーム=F2.8通しのズームレンズ
・小三元ズーム=F4通しのズームレンズ
ズームレンズでよく使われる言葉です。一般的には「大」がF2.8通し、「小」がF4通し、「三元」が広角ズーム、標準ズーム、望遠ズームの3本を意味します。
使用感
絞りリング
旧型と比べて絞りリング側にAポジションができました。
旧型はF値を絞りリングで変えるか、カメラ側で変えるかをレンズのスイッチで変更していました。
新型のXF10-24mmはリング部分にAポジションがきたので、ユーザビリティが向上しています。(Aポジションにするとカメラ側でF値を設定できるようになります)
さらに、Aポジションはロック機能が付いているため、いつの間にかリングが回ってた!なんてことも防げます。
この機能があることで誤操作を防ぐことができ、シャッターチャンスにより集中できるようになりました。
絞りリングの重さも良好。フジノンレンズはレンズごとに絞りリングの重さが異なることがありますが、こちらの新型は問題ありません。
使用中に絞り値が変わってしまうというような誤操作はありませんでした。
操作性
ズームリング
ズームリングの操作性はこちらも良好です。
ズームの操作感はシビアな画角合わせに影響するポイントですが、こちらも問題なし。
ワイド端からテレ端までスムーズに動作します。
インナーズーム
こちらのレンズはインナーズーム仕様となっております。
小型で軽量なのが売りのレンズなので、ズームしても大きさが変わらないのは使い勝手の面で優れています。
インナーズームとは?
ズームをする時に、レンズが伸びない仕様のこと。一般的なレンズはズームをする時にレンズの先が伸びるのですが、インナーズームはレンズ内でその操作をしているので全長が伸びません。
レンズの携帯性
このレンズは小三元ズームレンズの1本ということもあり、コンパクトで携帯性に優れています。
小型な広角ズームは軽くて気軽に持ち運べるので、旅行やお出かけ、スナップ撮影にで大活躍間違いなし。
休みの日はほとんど撮影に出掛けている筆者ですが、このレンズは携帯性に優れているので必ずといっていいほど持ち歩いています。
無意識に手が伸びてしまうほど普段使いのしやすいレンズです。
ワイド端がフルサイズ換算15mm相当スタート
このレンズが風景写真におすすめな理由は焦点距離がフルサイズ換算15mm相当から始まることです。
小三元広角ズームはフルサイズ換算16mmスタートのものが多いです。また、14,15mmスタートのレンズはありますが、重量が増えるものばかりです。
一般的な小三元広角ズームとの違いはわずか1mm。ですが、広角側の1mmの差は画角が大きく変わります。少しでも広く撮れるフルサイズ換算15mm相当スタートは大きなアドバンテージです。
小型なサイズをキープしながら15mmスタート、加えてレンズ内手ぶれ補正があるレンズは他にありません。
レンズの描写性能
こちらではXF10-24mmF4R OIS WRの開放時と絞り込んだ時の描写についてレビューします。
解放F値F4の描写
新型XF10-24mmF4は開放F4から素晴らしい描写力です。
上の写真は解放F4で撮影した写真です。
ぶっち富士フジフイルムの小三元広角ズームレンズは開放でも綺麗に描写しています。
ボディは4,020万画素のX-H2。XF10-24mmは高画素対応レンズではないのですが、よほどアップして見ない限りは解放F値でもいい描写性能です。
他サイトでこのレンズのレビューを見ていますと、単焦点レンズと比べると解像力は劣るという内容があります。確かに単焦点と比べると画質で劣る部分はありますが、その違いは画像サイズが圧縮されるウェブの世界では画質の差はほとんど分かりません。
むしろ、たった385gの重さでフルサイズ換算15-36mmの画角を使えるので、わずかな解像力の低下と引き換えにする程度なら全く問題なしです。
もし、上記のメリットよりも広角ズームに解像力を求めるのであれば、重さと価格が倍になるXF8-16mmF2.8 R LM WRがおすすめ。しかし、旅行や普段使いという面で考えると今回ご紹介のXF10-24mmがいい選択肢になります。
新型のXF10-24mmは開放F値でも、十分使える綺麗な写りです。
F値を絞った時の描写
新型XF10-24mmF4は絞り込んだ時に真価を発揮するレンズです。
このレンズの用途としては、旅行や風景写真の場が想定されます。なので、F5.6~F11くらいに絞り込んで使うと、全体にピントが合うパンフォーカスとなり、隅々まで綺麗に描写してくれます。(レンズはF値を絞り込むと解像力が上がります)
ボケ味に関しては広角ズームなのでほとんど写真はボケません。むしろ全体にビシッとピントを合わせて使用することがほとんどであるレンズです。
絞り込んだ時の描写は単焦点のレンズと比較してもほとんど違いがわからないほど。
解像力のテストをすればわずかな差はわかるかもしれません。しかし、絞り込んだ時の描写はこれより高価なレンズと比べても大きな差を感じるほどではありません。
なので絞り込んだ時の描写は単焦点に負けず劣らずの性能です。
作例
最後にXF10-24mm F4 R OIS WRで撮影した作例写真を載せておきます。
なお、当ブログのほとんどの写真はタップすると海外の写真共有サイト、Flickrで高画質な作例が見られるようになっています。
ブログではデータ量の関係で高画質な写真を載せることはできませんが、このFlickrなら高画質で作例写真をご覧いただけます。また、撮影時のシャッタスピード、F値などのEXIF情報も見ることができるのでそちらも参考にしてください。
まとめ
結論、XF10-24mmF4 R OIS WRは
・気軽に風景写真を楽しみたい人
・軽くて写りのいい広角レンズが欲しい人
・旅行や観光が好きでいいカメラに興味がある人
におすすめのレンズです。
軽い、レンズ内手ぶれ補正付き、単焦点に劣らない描写性能の3つ全てが揃ったレンズは他にありません。
なので気軽に風景、旅行の景色の撮影を楽しみたい方にはベストチョイスです。
このレンズのデメリットはボケないことですが、それを追求してしまうとバカでかいレンズになっちゃうので、ボケ味が必要なら別に50mm以降の単焦点を揃えておくことがおすすめ。
景色や旅行先での写真を目的ならばこのレンズは大活躍間違いなし。
このレンズで最高の景色を撮影して見たい!そんな方のために、次の項目でXF10-24mmF4 R OIS WRをお得に購入する方法をご紹介。
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当ブログでは、今回のようにFUJIFILMのカメラに関する記事がたくさんございます。
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