旅先で出会った景色を写真とともにご紹介する『ぶらりと写真旅』。
今回は兵庫県宝塚市にある『清荒神清澄寺(きよしこうじんせいちょうじ)』に観光に行ってきました。
こちらの記事では、旅の中で見つけた清荒神清澄寺の魅力や豆知識、見どころについての情報をまとめております。
また、旅先で出会った景色をミラーレスカメラで撮影した写真とともにご紹介しておりますので、そちらもあわせてお楽しみ下さい。
この記事が清荒神清澄寺への観光を検討している方の参考になれば幸いです。
そーいち
- 大阪・兵庫・京都を中心とした日帰り旅行が趣味
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- FUJIFILMのカメラで撮影した写真で観光地をご紹介
概要・アクセス
清荒神清澄寺の概要 | |
---|---|
住所 | 兵庫県宝塚市米谷清シ1−番地 |
駐車場 | 約380台(無料) |
料金 | 無料 |
定休日 | なし |
営業時間 | 5:00~21:00 |
ウェブサイト | コチラ |
清澄寺ってどんなところ?
清荒神清澄寺は1,100年以上の歴史があるお寺です。
火の神や台所の神が祀られており、関西では『荒神さん』の愛称で親しまれています。
火を扱う台所は家庭や社会の中心。台所が賑わえば家庭・会社が繁栄するといわれています。
山の中にお寺があるので、最寄駅からは20分ほど歩きます。
その道中はお寺へと続く参道になっており、約2kmの間に色んなお店が立ち並びます。
観光地のお寺と比べて地域密着型のようなお寺で、外国人観光客がいないのでゆっくりと見て回れます。
アクセス
車
車でお越しの場合は、駐車場に約380台の無料駐車場があるのでそちらをご利用下さい。
電車
最寄駅は阪急宝塚線の清荒神駅です。
大阪、神戸からのアクセスをまとめました。
- 大阪梅田駅→清荒神駅→清澄寺
- 所要時間 : 約1時間
- 金額 : 290円
- 三ノ宮駅→西宮北口駅→宝塚駅→清荒神駅→清澄寺
- 所要時間 : 1時間10分
- 金額 : 290円
有名な観光地などと比べてアクセスは良くありませんが、清澄寺までの参道は中々に面白いので道中も楽しめます。
清荒神清澄寺の豆知識
清澄寺は平安時代のはじめに、当時の天皇である宇多天皇(うだてんのう)が建設を指示しました。
宇多天皇は国に争いがない平和な世界を理想としていました。
その想いを形にすべく、平和社会、万民農楽の世界を祈願して作られたのが清澄寺なのです。
先ほども紹介しました火の神が祀られており、家庭や会社のかまど(台所)が賑わえば繁栄するとの教えから『家内安全』『商売繁盛』『厄除開運』のご利益があるとされています。
江戸時代には有馬温泉へ向かうお客さんが、旅の途中に立ち寄ってお参りしたいたことから、清荒神の参道が大変賑わっていました。
現在もその面影が残っており、レトロな雰囲気の参道散策もまた旅の醍醐味です。
清荒神清澄寺の見どころ
こちらでは、清荒神清澄寺の見どころをご紹介。
巨大な森に囲まれた厳かな境内
清澄寺は巨大な森の中にある壮大なお寺なので、非常に雰囲気があります。
まるで自然と調和しているかのようなお寺になっていて、観光地にあるようなお寺とはまた違った味わい深い境内を楽しめます。
火の神「荒神さん」を祀るお寺
清澄寺には、火の神様である荒神さんが祀られています。
人の暮らしに欠かせない火。
火はありとあらゆるものを浄化する神聖なものとして、古来より尊ばれてきました。
そんな火を扱う台所が賑わえば、家庭や会社が繁盛するとされています。
そんな信仰もあって、清澄寺には厄除け火箸が祀られています。
厄の方は厄が終わるまで、写真の火箸を自宅で祀ります。
厄を終えたら清澄寺に箸を納めるのですが、この火箸がいっぱいになるとリサイクル業者に出してお金にするんだとか。
そこでできたお金は社会福祉事業をされているところに全額寄付。
このように社会へと貢献しているお寺でして、火に関係する清澄寺ならではのほっこりエピソードでした。
昔ながらの街並みが続くレトロな参道
清澄寺までの約2kmの道は、お寺へと続く参道になっています。
この参道が昭和レトロな雰囲気満載の場所で、ノスタルジックな雰囲気を味わえます。
写真のような味のある雰囲気があるので、清澄寺までの長い道も楽しめます。
ぶらり旅の写真録
こちらでは清荒神清澄寺の魅力をFUJIFILMのミラーレスカメラで撮影した写真とともにご紹介いたします。
最寄駅である清荒神駅を降りると、参道に沿って商店街がありました。
ここは昔に清澄寺への参拝に向かう人で賑わった場所です。
約2kmの参道はとっても昭和レトロ。
昔ながらの飲食店や喫茶店など、お寺への道中も楽しめます。
お寺の前まで来ました。
すると、写真のような昔ながらの屋台が現れました。
今の屋台には珍しい七味の屋台やせんべいなど、変わった屋台が多くありました。
屋台の道を進むと山門が見えてきました。
山門をくぐると、自然と調和したお寺が現れました。
朝の9時過ぎに訪れたのですが、人はまばらでゆっくりと見て回れました。
こちらは拝堂です。
1,100年以上もの歴史を感じる境内です。
こんな感じで火鉢がたくさん奉納されていました。
金色の箸が積まれていて、多くの人が厄払いに訪れているのがわかります。
写真にもある通り、まるで森の中にいるかのような圧巻の景色です。
奥に見える杉の木は樹齢1,000年以上。
長い歴史を感じます。
6月に訪れたところ、つつじか綺麗に咲いていました。
ぐるっと回って約1時間。
参道の往復を含めると約2時間の所要時間です。
観光客の方も少なく、どちらかというと地元の方が多いように感じました。
杉やツツジや桜など、それぞれがさりげなく配置されていて、ささやかな自然の花を楽しめるような、そんなお寺でした。
【まとめ】
今回は兵庫県宝塚市にある清荒神清澄寺へと観光に行ってきました。
清澄寺はこんな人におすすめです。
- 日本古来の雰囲気を味わいたい
- 飾らない素朴な佇まいのお寺でゆっくりと過ごしたい
- 自然の中でのんびりしたい
清澄寺は有名な観光名所のようにたくさんの見どころはなく、どちらかというと昔ながらのスローライフなお寺の雰囲気でした。
京都のようなガッツリ観光地もいいけれど、たまには本来のお寺の姿を味わうのも日本人として必要だなっと思った次第です。
自然とレトロ参道とマイナスイオンたっぷりなお寺に浸りたい方におすすめの清荒神清澄寺でした〜
宝塚市清荒神清澄寺📸 pic.twitter.com/cDbOPdcRQn
— そーいち | 旅と暮らしのダイアログ (@tabikura_dialog) June 9, 2024
旅の雑談コーナー
筆者は数年前を境にほぼ現金を持たず、全てをキャッシュレスに移行しました。
もう財布を出すのすらめんどくさいくらい、怠惰な男になってしまいました。
なので、財布には数十円しか入っていません笑
清澄寺へ行った時も財布はお賽銭くらいしかありませんでした。
2kmの道なりでまあまあ歩いたので自販機で飲み物を買おうとしました。
すると、清澄寺の自販機は全て現金オンリーで、近くにコンビニもないので詰みました笑
こういう時にキャッシュレスは困りますよねぇ〜
そんなこんなで喉の渇きを我慢して、参拝を終えて帰路につきました。
すると、途中にこんな看板が、、、
中山寺とはなんぞや!?ってことで調べてみると、清荒神駅から2駅先にある大きなお寺だということがわかりました。
しかも、この案内の感じだと中山寺は参拝ルートっぽいですね。
あえてしんどいことをした先に楽しい写真ライフは待っているのだ!ってな感じでまたもや2km先にある中山寺を目指すことに。
この選択がとんでもない道へと続いているとは、、、続く。
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