旅先で出会った景色を写真で紹介する『ぶらりとフォトウォーク』。
今回は京都府長岡京市にある隠れた紅葉スポット『光明寺』についてご紹介。
こちらの記事では奇跡のお寺と呼ばれる光明寺がどんなお寺なのか、料金や概要、お寺の見どころについて詳しく解説。
フォトスポットとしても有名な光明寺。写真好きの筆者が富士フイルムのカメラで撮影した紅葉の写真とともにお楽しみください。
そーいち
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アクセスと概要
こちらの項目では光明寺について、アクセスと概要をまとめました。
光明寺について | |
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住所 | 京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1 |
駐車場 | 紅葉時期は駐車場なし |
営業時間 | 9:00~16:30 |
料金 | 入山料大人1,000円、中高生500円 |
定休日 | なし |
ウェブサイト | こちら |
アクセス
阪急京都線の長岡天神駅から徒歩とバスで約25分のアクセスです。
光明寺行きのバスは30分ずつしか来ないので、あらかじめ時間を調べてから行くのがオススメ。
筆者はバスの時間が合わず、あえなく2.6kmの道を徒歩30分以上かけて行きました笑
紅葉シーズンの光明寺には駐車場がなく、車の駐車は最寄り駅付近のパーキングが推奨されています。
どっちにしろバスに乗らなければならないので、公共交通機関で行くことがオススメです。
概要
光明寺には「表参道 女人坂」「もみじ参道」という長い坂道があり、坂道の両脇にたくさんのもみじの木が生えています。
紅葉シーズンになると、お寺中にあるたくさんのもみじが色付きます。綺麗なもみじのエリアがたくさんあるので、紅葉を十分に堪能できるのも魅力の一つ。
清水寺や嵐山と比べても人は少なく、紅葉シーズンでも激混みすることは少ないスポットです。
ただし、紅葉シーズンに限り、1,000円の拝観料が必要となりますのでご注意を。
お寺の中には京都土産の売店や、お団子などを食べれる場所もあるのでのんびり過ごすのにオススメのスポットです。
また、光明寺は非常に歴史の深いお寺なので、次の項目で歴史についてまとめました。
光明寺の歴史
こちらの項目では、令和5年時点で825年もの歴史をもつ奇跡のお寺、光明寺の歴史を簡単にまとめてみました。
最後まで読み進めてもらうと光明寺のお寺巡りがより一層楽しくなる内容となっております。
光明寺の歴史に深く関わるのが法然上人(ほうねんしょうにん)というお方。
京都で悟りを求めた上人さん。
24歳の時、泊まった宿の夫婦にお願い事をされます。
「上人さんが悟りを得たら自分らに教えを説いてね〜」
43歳で浄土宗(宗派の一つ)を立ち上げた上人さん。初めて念仏を唱える場所に選んだのが、夫婦との約束の地でした。
ちなみに、この時に唱えた念仏は日本人なら誰でも知るであろう「南無阿弥陀仏」。
つまり、南無阿弥陀仏を世の中に広めた人が法然上人さんというわけです。
上人さんは晩年に新しい教えを打ち出すも、お堅い人たちがアンチに回ってしまいます。加えて、当時の天皇様にも怒りを買ってしまい、念仏を禁止にされてしまい、さらに四国へ島流しにされちゃいます。
5年後にお許しを得て京都に戻るもその数ヶ月後、病に倒れて極楽浄土の世界へ旅立ちました。
上人さんが亡くなった後も、彼の教えは広まり続けます。死後もなお影響力を増す上人さんの教え。それに怒ったアンチが「上人さんの遺骨を鴨川に流してやろう」と、悪いことを企てます。
事前に計画を知った上人さんの弟子がそれを阻止。石の棺桶(かんおけ)を京都の西光寺というお寺に移します。
そこで起こったのが奇跡のできごと。
なんと、法然上人さんの棺桶から一筋の光が放たれたのです。
弟子たちがその光を辿ると、そこには法然上人さんが初めて南無阿弥陀仏を唱えた夫婦との約束の地がありました。
その地には上人さんの弟子が作ったお寺ができており、この奇跡のできごとにちなんで『光明寺』と呼ばれるようになりました。
まるで神話のようなお話ですが、この歴史こそが光明寺の由来であり、奇跡の寺と呼ばれる所以でもあります。
ぶらり旅のカメラとレンズ
今回、ぶらりとフォトウォークへ持っていった機材の紹介です。
カメラ
カメラは前回に引き続き富士フイルムの高画素フラッグシップ機のX-H2を選択。
今回は高画素対応のシャープな単焦点レンズを持っていくつもりでしたので、その性能を十分に発揮できる約4,020万画素の高画素カメラを選びました。
レンズ
レンズは以下の2本を持っていきました。
- XF33mm F1.4 R LM WR
- XF56mm F1.2 R WR
光明寺は広い敷地にあるものの、山道や拝観ルートはやや狭めです。紅葉シーズンで人が多ければ圧縮効果のあるレンズの方が撮り回しをしやすいという判断で上記2本を選択しました。
ぶらり旅のカメラとレンズでご紹介したレンズが気になる方へ。
レンズレビューの記事を載せておきますのでこちらも合わせてご覧ください。
紅葉が美しい光明寺の見どころ
こちらの項目では光明寺の見どころをフジフイルムのカメラで撮影した写真とともに紹介していきます。
絶品うどんのもみぢの里
お昼過ぎについたのでひとまず腹ごしらえ。
光明寺より徒歩30秒の場所にあるうどん屋さん「もみぢの里」へ。
ここはGoogleマップの評価が4.5と非常に高い。
店内は今どき珍しいノーBGM。静かな食堂でした。
うどん付きのカツ丼定食を選んだのですがこれが本当に美味しい。
どこか懐かしく感じる手料理の味。このためだけにまた行きたいと思うほどいい食堂でした。
紅葉が綺麗な表参道 女人坂
拝観料をお納めして、総門と呼ばれる入り口をくぐる。すると紅葉の綺麗な大きな坂が現れました。
さすがはもみじの寺といわれるだけあり、紅葉シーズンの景観は最高です。
この坂は女人坂といって、女性やお年寄りでも楽に登れるように作られているんだとか。
広々とした石畳の坂は風情があり、圧巻の景色を拝むことができます。
歴史を感じる光明寺
坂を登った先には本堂があります。こちらには先ほどの歴史に出てきた法然上人さんの銅像やたくさんの紅葉、花手水(はなちょうず)があります。
ここでも和と紅葉を存分に楽しめるとともに、写真スポットが多数ありました。
所々に休憩のできるスペースがあり、ゆっくりと回れるのも良いポイントです。
お寺の中からの景色
光明寺はお寺の中まで巡回できるようになっています。
靴を脱いで本堂から中に入り、ぐるっと回ってもみじ参道へと抜けていきます。
お寺の中ではお土産売り場やイベントスペースなどもあり、いろんなものが充実していました。
中庭にも紅葉あるので、至るところで秋を感じられます。
お寺の中を抜けた先にはだんごやベビーカステラなどの軽食もあるので、小腹が空いても安心。
紅葉を眺めながら和菓子を楽しめますよ。
お寺のフィナーレ もみじ参道
このお寺の最大の魅力はこのもみじ参道です。
石畳の両脇に沿って、たくさんのもみじがお出迎え。
2009年に「そうだ京都、行こう。」で紹介された参道があり、それがきっかけで有名な紅葉の名所になりました。
この参道は息を呑むほどの絶景。
多くの人がここで立ち止まって写真撮影を楽しんでいました。
京都にはいろんな秋の名所がありますが、この参道ほどもみじに力を入れている場所はそうないでしょう。
この参道での写真はいい思い出になりました。
光明寺の写真録
こちらでは光明寺で撮影した写真をずらっとご紹介。
もみじの葉に見えるもみじの木。
障子の穴ももみじで塞いでます。
当ブログの写真を気に入っていただけた方へ。当ブログの写真を掲載しているインスタを載せておきますので、ぜひ覗いて行ってください。
まとめ
京都では珍しくゆっくりと紅葉を楽しめる観光スポット光明寺。
このお寺は写真にもある通り、どこを見渡しても赤いもみじで溢れる紅葉スポットです。
京都の有名なスポットと比べるとアクセスが悪いのが難点ですが、そのおかげで人がそんなに多くないのがいいところ。
清水寺や嵐山と比べると人の数も少ない穴場スポットなので、紅葉デートをゆっくり楽しむのもいいし、カメラを持って、綺麗な景色を撮影するのにもうってつけです。
たくさんのもみじに囲まれて紅葉を満喫したい方はぜひ光明寺へ行ってみてください。
ぶらりと写真旅の記事
当ブログは『ぶらりと写真旅』と題して関西の観光地を中心に巡っています。
観光地へのアクセス方法や見どころを富士フイルムのカメラで撮影した旅先の写真とともにご紹介しておりますので、ぜひほかの記事もあわせてご覧ください。
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