・XF56mm F1.2 R WRってどんなレンズ?
・ポートレートでの使用感は?
・レンズの描写性能は?
こんな疑問をお持ちのあなたへ。
この記事では富士フイルムのXシリーズレンズ、XF56mm F1.2 R WRの詳細なレビューをまとめました。
レンズの仕様や描写力、ポートレートでの使用感まで気になる疑問に全てお答えしております。
また、レンズの描写がわかりやすいように記事の後半に高画質な作例をご用意しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
レビューの途中でこのレンズが欲しくなっちゃうかもですが、その欲をグッと抑えていただいて最後まで読み進めていただいた上でご検討ください。
ポートレートに最高なフジフイルムレンズのXF56mm F1.2 R WRのご紹介。
— そーいち (@tabikura_dialog) November 30, 2023
このレンズは描写力とボケが半端ないので、ポートレートや子供撮影にオススメです✨
ぜひ写真を見てみてください。このレンズの良さがよく分かりますよ‼️
特にポートレートでの撮影は絶品😎
人物撮影にはマストレンズです^ ^ pic.twitter.com/Rgd150rnBX
XF56mm F1.2 R WRはこんな人にオススメ!
・中望遠レンズに挑戦してみたい人
・とろけるようなボケ描写を楽しみたい人
・富士フイルムのカメラでポートレートを撮影したい人
そーいち
- FUJIFILMのカメラを愛用&大好き
- 関西の観光地での写真を撮ることが趣味
- カメラの気になる疑問を解決するブログをやってます
仕様
XF56mm F1.2 R WR レンズ仕様 | |
---|---|
発売日 | 2022年9月29日 |
マウント | Xマウント |
フォーマット | APS-C |
レンズ構成 | 8群13枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ1枚) |
焦点距離 | 56mm (フルサイズ換算85mm相当) |
絞り値 | F1.2~F16 |
絞り羽根 | 11枚(円形絞り) |
金額(公式オンラインストア) | 157,300円(税込) |
最短撮影距離 | 0.5m |
最大撮影倍率 | 0.14倍 |
サイズ | Ø79.4mm×76mm |
重量 | 445g(フード、キャップ含まず) |
フィルターサイズ | Ø67mm |
防塵防滴 | あり |
AF | DCモーター |
富士フイルムより発売されている大口径中望遠レンズ、XF56mm F1.2 R WRのご紹介。
記事投稿時には発売から1年以上たっているにも関わらず、常に品薄の状態が続いている人気の高いポートレートレンズ。
仕様表にもありますが、開放F値1.2の大口径で、500gを切るフットワークの軽いレンズです。
この後の項目ではレンズの特徴や使用感、描写性能をまとめました。
レンズの特徴
フルサイズ換算85mm相当であるXF56mm F1.2 R WRの特筆すべき3つの特徴をまとめました。
①開放F1.2の魅力
こちらのレンズは開放F値1.2の中望遠レンズということで、ダイナミックなボケ感を活かしたポートレート、物撮りをしたい方におすすめのレンズです。
ボケ感を増やすには
- より望遠なレンズ
- 開放F値の低いレンズ
- 大きいセンサーサイズ
の3つの要素が必要になります。
富士フイルムのXシリーズはAPS-Cセンサーということもあり、フルサイズと比べるとセンサーサイズが1.5倍小さくなります。
センサーサイズが小さくなるとボケが少なくなるのですが、開放F1.2の大口径とフルサイズ換算85mm相当の中望遠レンズということもあり、とってもよくボケます。
85mmのレンズは昔からポートレートレンズとして各メーカーがしのぎを削って開発してきたという歴史があるほど、ポートレートにぴったりの焦点距離です。
また、絞り羽根が11枚の円形絞りというのも大事なポイント。より円形に近い玉ボケが味わえるのもこのレンズの魅力の一つ。
さらに開放F1.2で撮影すると、まるでバターのように滑らかでとろけるボケ感が楽しめるので、人物撮影にはマストのレンズですね。
焦点距離の呼び方とは?
・超広角=〜20mm
・広角=24mm〜28mm
・準広角=35mm
・標準=50mm
・中望遠=85mm〜135mm
・望遠=200mm〜
一般的に焦点距離は上記のように呼ばれます。
②高画素機対応の解像力
2023年12月現在でXシリーズの最高画素数である約4,020万画素のセンサーに対応しているほど解像力の高いレンズ。
なので、高画素機でもカリカリの解像感を楽しめます。
さらに、こちらのレンズは開放からシャープに写るレンズとして設計されているので拡大して隅々まで見渡しても惚れ惚れするほどの描写力です。
高解像力になって唯一のデメリットは柔らかい描写ではなくなったこと。
旧型のXF56mm F1.2 R APDのようなフワッとした描写をお好みの方にはお勧めできません。
しかし、時代の流れは高解像レンズ一択。フジフイルムの色味で、今までにない描写力を味わえるのも魅力の一つです。
③寄れる中望遠レンズ
XF56mm F1.2 R WRはよく寄れるレンズなので、テーブルフォトや物撮りの寄りの絵にも使えるなど、色んなシーンで撮影が楽しめます。
あまり知られていませんが、このレンズは他の中望遠レンズよりも寄って撮影することができます。
一般的なフルサイズ換算85mmのレンズは0.85mまでしか寄れないものがほとんどですが、XF56mmF1.2 R WRの最短撮影距離はたったの0.5m。
これだけ寄れるレンズならばポートレート意外にも使用しやすくなるため、レンズを持ち出すシュチュエーションが増えることもこのレンズの魅力です。
外観
高級感のあるこのレンズは金属パーツとプラスチック素材の組み合わせでできているので、所有欲を満たしてくれるようなクオリティの高いデザインに仕上がっています。
富士フイルムのレンズに共通していることですが、ほとんどのレンズに金属パーツを使っているので、他のメーカーと比べて高級志向の高い仕上がりなのは嬉しいポイント。
レンズの見た目がかっこいいので、持っていてテンションの上がる一本です。
使用感
こちらの項目ではレンズの使用感についてレビューします。
絞りリング
絞りリングはクリックのみ(カチカチとした音が鳴る仕様)で、軽すぎず、重すぎずなのでちょうどいい使用感です。
富士フイルムの古いレンズには絞りリングが軽すぎるため誤作動が起きるケースがありましたが、こちらのレンズは問題なし。
さらに、Aポジション(絞り値をカメラ側での操作に切り替える絞りリング上の仕様)のロック機構がついているので、カメラ側で絞り値を操作する場合にも誤作動がなくなります。
絞り値の誤操作がなくなることでよりシャッターチャンスに集中できる仕様になっております。
操作性
2022年9月発売の比較的新しいレンズということもあり、操作性で不備に感じることはほとんどありません。
違和感を感じることもなく、直感的に操作できるデザインなのでストレスフリーに撮影できるのはいいポイントです。
このレンズの唯一のデメリットはフードを逆さづけにした時に、グリップを握る手と干渉してしまい、持ちづらい点。こればかりは小型レンズなので仕方ない部分ですが、ユーザビリティはやや下がりますね。
それ以外の撮影時などは問題なく使用できる操作感です。
携帯性
大口径レンズなのに小型軽量。こんな中望遠レンズはほとんどありません。気軽に持ち運べるサイズ、重さなので通常の中望遠レンズの中ではありえないほどの携帯性の良さです。
開放F値F1.2と大口径レンズにも関わらず、重量はたったの445gと気軽に持ち運べる重さの中望遠レンズ。APS-Cフォーマットなので小型になるのは当然なのですが、ここまでコンパクトな中望遠レンズはそうありません。
主にポートレート撮影で活躍するレンズですが、それ以外の旅行、スナップなどサクッとした撮影にも持ち運びやすいサイズ、重さに仕上がっています。
レンズの描写性能
このレンズの気になるポイントはなんといっても描写力。
こちらの項目では開放F1.2と絞り込んだ時、ポートレート撮影時の描写性能について解説いたします。
開放F1.2の描写
開放からカリカリの描写力ですが、後ろのボケ感は非常にクリーミーで美しいので、ポートレートにはもってこいの焦点距離、開放F値です。
レンズは開放ほど描写が甘く、2段ほど絞ることでレンズの本来の描写力を発揮します。しかし、このレンズに至っては開放F1.2でもまるで絞り込んだかのようにシャープに解像してくれます。
作例のもみじをタップして拡大してもらえればよくわかりますが、このレンズは開放から驚くほど解像してくれる神レンズ。
いい写りの一本をお求めの方には特におすすめです。
F値を絞った時の描写
前述した通り、レンズの真の性能は絞り込んだ時に最大の描写力を発揮します。
このレンズもまさにその通りで、F5.6くらいまで絞ると最高の解像力になります。
前回レビューをしたXF33mm F1.4 R LM WRよりも解像性能は高いとされており、富士フイルムのレンズの中でもトップを争う描写力です。
XF33mm F1.4 R LM WRのレビュー記事もありますので、ぜひこちらもご覧ください。
ポートレート
フルサイズ換算85mmのレンズはポートレートレンズと呼ばれています。
このレンズの購入を検討されている方は人物撮影を想定されている方も多いかと思いますので、ポートレートの作例もご紹介。
こちらの作例は開放F1.2で撮影した一枚です。
前述のレビューの通り、ピントの合った目の部分は最高にシャープで綺麗な描写です。
後ろのキバナコスモスのボケにも注目していただきたい。
とろっとした美しいボケ感のおかげで、被写体さんの綺麗さがより引き立つまさに神レンズ。
ポートレート撮影をされている方にとって、このレンズは間違いなくマストレンズになるでしょう。
作例
こちらではXF56mmF1.2W WRで撮影した作例写真をご紹介。
写真をタップしていただくと、Flickrという海外の写真共有サイトへつながります。ブログでは画質に制限があるものの、Flickrでは高画質な作例をお楽しみいただけます。
さらに、写真撮影時のF値やシャッタースピードなどのEXIF情報も見ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回ご紹介のXF56mm F1.2 R WRは
・中望遠レンズに挑戦してみたい人
・とろけるようなボケ描写を楽しみたい人
・富士フイルムのカメラでポートレートを撮影したい人
におすすめのレンズです。
レビューでも記載の通り、カリカリの解像力と美しいボケ味を兼ね備えたポートレート撮影に最高のレンズです。
さらに、大口径にも関わらず小型軽量を叶えてくれたこのレンズは気軽に持ち運ぶことができるのもおすすめできるポイント。
操作感に不備もなく、描写性能も富士フイルム最高クラス。
富士フイルムユーザーでポートレートに興味がある方はぜひ手に取って体感してみてください。きっと写真撮影がより楽しくなるでしょう!
ということで、次の項目ではXF56mm F1.2 R WRをお得に購入する方法をご紹介いたします。
機材をお得に買う方法
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