旅先で出会った景色を写真とともにご紹介する『ぶらりと写真旅』。
今回は鶴見緑地公園の中にある日本最大の植物園、『咲くやこの花館』についてご紹介いたします。
咲くやこの花館は植物好きにはたまらない、たくさんの品種が現地スタイルで育成されています。
今回はそんな植物園の魅力や特徴、歴史について分かる内容となっております。
また、旅先で出会った景色をミラーレスカメラで撮影した写真とともにご紹介しておりますので、そちらもあわせてお楽しみ下さい。
咲くやこの花館に訪れる一つのキッカケになれば幸いです。
そーいち
- 大阪・兵庫・京都を中心とした日帰り旅行が趣味
- 週1回ペースで観光&旅のブログ更新
- FUJIFILMのカメラで撮影した写真で観光地をご紹介
概要・アクセス
鶴見緑地公園の概要 | |
---|---|
住所 | 大阪府大阪市鶴見区緑地公園 |
駐車場 | 約1,100台 |
料金 | 500円 |
定休日 | 月曜日、12/28~1/4 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
ウェブサイト | コチラ |
咲くやこの花館ってどんなところ?
咲くやこの花館は1990年に鶴見緑地公園で開催された、「国際花と緑の博覧会」のメインパビリオンとして建設されました。
熱帯植物からメキシコやマダガスカルなどの極地の植物など、日本に自生をしていない珍しい植物がたくさん楽しめます。
植物好きにはもちろんのこと、植物に興味がない人でも楽しめる仕掛けがたくさん。
暑い夏の時期には、鶴見緑地公園で遊んだ後にのんびり涼むこともできるスポットです。
アクセス
車
鶴見緑地公園は駐車場がたくさんあるので車でのアクセスは非常にしやすいです。
駐車場台数は1,100台以上。
有料ではありますが、1時間300円と良心的な価格です。
電車
鶴見緑地公園は最寄駅から徒歩2〜3分なので、電車でのアクセスも良好です。
梅田駅からのアクセスはこちら。
- 梅田駅からのアクセス
- 地下鉄御堂筋線梅田駅→心斎橋駅→鶴見緑地線心斎橋駅→鶴見緑地公園駅
- 金額 : 290円
- 所要時間 : 35分
駅を降りたらすぐ公園なのでアクセスは良好です。
地下鉄だと乗り換えがしやすく値段も抑えられるのでおすすめです。
咲くやこの花館の豆知識
日本最大級の温室がなぜ鶴見緑地公園にあるのか。
その理由は1990年に開催された『国際花と緑の博覧会』が関係しています。
大阪市ができて100周年の記念事業として開催されたのがこの博覧会。
この花の万博とも呼ばれる博覧会は「環境問題」をテーマにして企画されました。
この当時からも環境問題は叫ばれていて、深刻な問題と捉えられていました。
そんな中、園芸を通じて人間と自然の関係を見直そうという試みで花の博覧会は企画されました。
世界中から人が来るので、大阪市としてもこの博覧会を成功させるために、咲くやこの花館を使ったんだとか。
世界に園芸の魅力を発信する拠点として作られたので、普通にはない規模感の温室が楽しめますよ、という話でした。
咲くやこの花館の見どころ
こちらでは、咲くやこの花館の見どころについてご紹介いたきます。
日本最大級の温室
なんといってもこの温室の魅力は日本最大級であること。
実際に行ってみるとよく分かるのですが、スケールの大きさに圧倒されるんですよね。
エリアごとに『熱帯植物』や『乾燥地帯の植物』などのテーマがあり、それぞれのエリアでたくさんの植物とふれあえるのは、この植物園の大きな魅力です。
圧倒的スケールの熱帯植物
植物には色んな種類があるのですが、中でも熱帯植物のエリアはインパクト大でした。
「熱帯植物ってなんぞや?」
そんなお声があるかもですが、実は日本で販売されている観葉植物は元々熱帯植物であることが多いです。
これどこかで見たことあるな、というような植物が自生地スタイルでたくさん育てられています。
観葉植物だと1〜2mのものでも、この温室だと数倍大きくなっている品種も。
こんな風に植物好きも楽しめますし、変わった葉っぱの植物や、日本にはいない子達を眺められるのも魅力の一つです。
まるでマダガスカル!?多肉と塊根植物の宝庫
こちらのエリアはちょっとマニアックな植物たちの世界です。
サボテンやアガベと呼ばれる植物に、ビザールプランツと呼ばれる少し変わった植物までたくさんの植物があります。
その中でも、近年特に人気の高いマダガスカルの植物が凄いです。
マダガスカルはアフリカにある孤島。
小さな島にも関わらず独自の進化を遂げた、少し風変わりな植物がたくさんいる島です。
日本で流行っているのはこんな感じ。
こちらはパキポディウムという植物。
日本では手のひらサイズが主流ですが、現地ではこれが数メートルにもなるほど大きくなります。
ビザールプランツ好きにはたまらない乾燥地帯の植物もたくさんありました。
ぶらり旅の写真録
こちらでは咲くやこの花館の魅力をFUJIFILMのミラーレスカメラで撮影した写真とともにご紹介いたします。
咲くやこの花館は外から見るとこんな感じ。
植物に日光は必須なので、全て骨組みを除けばガラスでできています。
中に入るとこんな感じ。
中央に広々としたエントランスがあり、ここでのんびりとくつろげるようになっています。
咲くやこの花館には順路があり、まずは熱帯植物のエリアから。
ただの山の中に見えるかもしれませんが、よくよく見ると変わった植物がたくさん。
こちらはビカクシダと呼ばれる、観葉植物にも人気の熱帯植物です。
田舎のオウチだと、たまに鹿の首だけの剥製があったりしますが、あの雰囲気に似ていることから大変人気の高いインテリアグリーンになっています。
奥に見えるのはカシワバゴムノキ。
オシャレな服屋さんやおうちによくある観葉植物ですが、大きくてもせいぜい2〜3mほど。
こちらの温室では約4〜8mくらいあるのでしょうか。
現地スタイルだと育ちが良いそうです。
まるで絵の具で塗ったかのようなオシャレな葉っぱが特徴の観葉植物カラテア。
日本にはない珍しい色柄の葉っぱなので、観葉植物として部屋に置くととても華やぎます。
続いては乾燥地帯のコーナーです。
乾燥地帯は雨がほとんど降らないとても過酷な環境です。
そんな環境の中、生き抜くために独自の進化を遂げた、変わった植物が多く生息します。
そんな変わった植物をビザールプランツと呼びます。(ビザールは珍奇という意味)
変わった植物をたくさん見られるエリアです。
こちらは先ほどご紹介したパキポディウム。
幹の部分にたくさん水分を貯めて乾燥から体を守っている植物です。
このパキポディウムは近年大人気の植物で、普通で2〜10万、大きいモノだと50万円以上する子もいます。
コチラの葉っぱが長い植物の名前は「奇想天外」。
普通の植物であれば歯を生やして枯れてを繰り返しますが、この植物は左右に伸ばす葉っぱ2枚のみでで数千年も生きてしまう、まさに奇想天外な植物です。
この地域でちゃんとした雨が降るのは数十年の一回のみ。
そんな過酷な環境でも生き残る術を見つけた、一風変わった植物です。
こちらは屋外にあるアガベたち。
コチラも観葉植物としては大変人気の高い植物です。
意外にもアガベはテキーラの原料になる植物。
また、街中の公園やオシャレな感じでお店の入り口に置かれてたりなどする、日本でも馴染みの深い植物です。
コチラは先ほどのパキポディウムのコンパクトなタイプ。
高さ数十センチ程度ですが、ここまで大きくなるために数十年の歳月がかかることも。
そのため、大きい株になると希少価値が高くなるので、マニアの間で高値で取引されます。
男の人はこういう希少価値というワードに弱いですね笑(私もその1人です笑)
こんな感じで、変わったサボテンたちもいました。
コチラもインテリアグリーンで大人気のボトルツリー。
右の部分がボトルのようになることからこの名前がついています。
筆者はこのボトルツリーを持っていますが、高さはせいぜい1mちょい。
こんなにも立派な株だったので度肝を抜かれました。
ぐるっと一周すると、初めの場所に戻ってきます。
こちらにはレストランや植物の可愛いお土産屋さんがあり、半日ほどのんびりと過ごすことができます。
家族連れやデート、お友達とぶらっとするのにオススメなスポットです。
咲くやこの花館がある鶴見緑地公園についての記事もあるので、こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
今回は日本最大級の温室がある咲くやこの花館に行ってきました。
植物が好きな人が楽しめるのはもちろんのこと、初めて訪れる人からすると不思議な植物の世界が楽しめるので、どんな方でも楽しめちゃいます。
植物好きにはたまらない、咲くやこの花館のご紹介でした。
旅の雑談コーナー
筆者は観葉植物にハマってから、気がつけば部屋で約60種類も育てるようになりました。
なぜこんなにも観葉植物に惹かれるのか。
それは、日本にはない珍しい形や葉っぱの植物にあります。
植物が好きな人は、変わったものが好きな人が多いです。
「こんな植物が世の中にはあるのね!」
「見たことのない綺麗な植物だ!」
こんな具合に見たことのない植物を集めるようになり、気がつけば部屋が草だらけになります。
そして、春になって1枚の新芽が出てきた日には、まるで子供が生まれたくらいのテンションで喜びます。
こうやって手間暇かけて育てていく過程もまた植物の魅力の一つ。
ただし、好きが好じると、いく先々で植物をお迎えしてしまう病になってしまうので、植物にハマるのはほどほどに、というお話でした〜
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