2024年2月21日のXサミット2024にてFUJIFILMから発表されたX100VI。
今回の記事はX100VIの購入を迷っているあなたの背中をそっと押すべく、手に入れるべき3つの理由と進化したポイントをまとめてみました。
また、筆者はX100VIと同じセンサーとプロセッサーであるX-H2を所有しているので、機能面や描写の参考になる関連記事を多数ご用意いたしております。
購入を検討されている方はぜひ背中を押されちゃって下さい!
Xサミット2024で発表されたFUJIFILMの新しいカメラ『X100VI』の主な特徴をご紹介🎞️
— そーいち (@tabikura_dialog) February 20, 2024
・約4,020万画素の高画素センサー搭載
・X-Processor5搭載
・6.0段の手ブレ補正
・ISO125スタート
・4段分のNDフィルター内蔵
・6.2K/30P
高画素+AF機能向上+手ブレ補正搭載はスチルユーザーとして素晴らしい進化👏🏻
そーいち
- FUJIFILMのカメラを愛用&大好き
- 関西の観光地での写真を撮ることが趣味
- カメラの気になる疑問を解決するブログをやってます
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旧型X100Vとのスペック比較
X100VI(新型) | X100V(旧型) | |
---|---|---|
センサー | X-Trans CMOS 5 HRセンサー | X-Trans CMOS 4センサー |
画素数 | 約4020万画素 | 約2610万画素 |
画像処理エンジン | X-Processor 5 | X-Processor 4 |
NDフィルター | あり(4段) | なし |
焦点距離 | 23mm(フルサイズ換算35mm相当) | 23mm(フルサイズ換算35mm相当) |
デジタルテレコン | あり(1.4倍、2倍) | あり(1.4倍、2倍) |
常用ISO感度 | 125~12,800 | 160~12,800 |
手ぶれ補正 | 6.0段 | なし |
メカシャッター | ~1/4,000秒 | ~1/4,000秒 |
電子シャッター | ~1/180,000秒 | ~1/32000秒 |
重さ | 約521g(バッテリー、 メモリーカード含む) | 約478g(バッテリー、SDメモリーカード含む) |
サイズ | 幅: 128.0mm 高さ: 74.8mm 奥行き: 55.3mm | 幅: 128.0mm 高さ: 74.8mm 奥行き: 53.3mm |
価格(税込) | 281,600円(史上推定価格) | 180,950円 |
スペック上はかなりの進化を遂げています。センサーとプロセッサーがフラッグシップ機と同じものになったのでX100VIもかなりの高性能であることが伺えます。
重さがわずかに増えて奥行きも若干長くなっていますが、これは手ブレ補正機能を搭載した結果です。
むしろ、今のボディにも入らないほどのサイズだったものを、奥行きわずか2mm増しだけで抑えられているので順当な進化です。
X100VIが進化したポイント
こちらでは、X100VIが旧型から進化した点をご紹介。
約4,020万画素のセンサー
センサーの画素数は旧型の約2,610万画素から約4,020万画素になりました。
画素数が増えたことには賛否があるかもですが、メリットもちゃんとあります。
- 高感度ノイズは約2,610万画素よりわずかに少ない
- 高画素化によるデジタルテレコンの恩恵
上記の内容をサクッとご紹介。
高感度ノイズが少ない
高画素になるとノイズが心配…
そんなお声もあるかもですが、結論全く問題ありません。
開発者インタビューによるとセンサーの性能を高めすぎた結果、約2,610万画素のセンサーよりもノイズが少なくなったとのこと。
筆者も同じセンサーのカメラであるX-H2を使用していますが、高画素だからノイズが多いというふうには感じません。
X100VIは同じセンサーを積んでいるので、ノイズは気にならないでしょう。
レンズは旧型から変わらないけどちゃんと写るの?
レンズは旧型X100Vと同じものが使われています。
約2,610万画素のセンサーで使っていたレンズが高画素でちゃんと解像できるのかは、みなさん気になるところかと思います。
結論、高画素センサーでもちゃんと解像してくれるとのことです。
先日公開された富士フイルムのX100VI開発者インタビューによると、X100Vを作った時にレンズが新しくなったのですが、これから何世代にも渡って変わらずに同じレンズを使えるよう設計されているとのこと。
なので、X100VIは高画素でもちゃんと解像できるように設計されているので、高画素センサーの性能を余すことなく発揮できます。
シリーズ初!最大6.0段の手ブレ補正搭載
X100シリーズとしては初の手ブレ補正機能が搭載されました。
旧型X100Vまでは、手ブレ補正をつけると小型化ができないという理由から採用を見送られていました。それから約4年の月日を経て技術が進化。
手ブレ補正システムの小型化に成功をして新たに搭載されたとのことです。
第5世代のAFアルゴリズム
第5世代のAFアルゴリズムによりAF性能が格段に上がりました。
同じセンサーを搭載しているX-H2ユーザーの筆者からすると、ほぼストレスなく撮影ができます。特にAFのトラッキングは優秀。一度AFを捉えたらめちゃ粘り強くフォーカスを合わせてくれます。
以前に筆者は友達の子供の写真を撮影したのですが、元気に動き回る子供でも難なくピントを捉え続けてくれたので、撮影が非常に楽でした。
同じセンサーとプロセッサーならX100VIのAFも同様にハイスペックなことが伺えます。
その他進化したポイント
- 被写体検出の量が増えた
- 内臓NDフィルター搭載
- 動画トラッキングAF
- 6.2K/30P 4:2:2 10bitの内部記録
- 新フィルムシミュレーション『リアラエース』搭載
- ほんの少しグリップが高くなってさらに握りやすくなった
- レンズの前玉部分の色が若干グレーになって前玉が大きくなった(見た目が良くなった)
今回のX100VIは、見た目としてはあまり大きな変化がないように見えますが、機能面はプラスに働く進化がたくさん見受けられます。
また、本当に細かい点でいうと、デザイン面もわずかに変更と微調節が加えられています。
大きな点から細かいところまでたくさんの進化を遂げている機種に仕上がっています。
X100VIを手に入れるべき3つの理由
こちらではX100VIの購入を迷っている方に向けて、その背中をそっと押すような手に入れるべき3つの理由をご紹介。
富士フイルム史上最強のコンデジ
X100VIは富士フイルム史上最強のコンデジです。
その理由はセンサーとプロセッサー。
富士フイルムの最高上位機種であるフラッグシップ機X-H2と同じセンサー&プロセッサーを積んだコンパクトデジカメなので、現状の最高峰に位置するコンデジといっても過言ではありません。
このカメラの次は進化するところがあるのかと疑問に思うほど性能と機能に優れたコンデジです。
持つことに喜びを感じるカメラ
X100VIはただ写真を撮るカメラではありません。
乗用車ではなく、高値を出してでもクラシックカーにこだわる人がいるように、X100VIはカメラを持つことに喜びを感じるカメラです。
ただ写真を撮るだけなら他のカメラで構いません。しかし、このカメラでなきゃダメなんだと断言できる他にはないデザインとユーザビリティがX100VIにはあります。
軍幹部と背面にはアルミニウムを使用したり、フィルムカメラと同じように撮影ができるファインダーを搭載したりと、X100VIにしかない撮影体験があるのです。
欲しくても買えないカメラになる
X100VIはおそらく欲しくても買えないカメラになることが予想されます。
海外では日本に先行して予約が始まっていますが、どの地域でも記録的な予約数となっているようです。
このカメラに対する注目度の高さが伺えますし、何より旧型のX100Vが供給不足のまま生産終了になってしまった実例を考えると、ほぼ確実に手に入らないカメラとなるでしょう。
おそらく初めの予約を逃して数ヶ月後に買おうとしても、果たして受注生産すらしているかわからないことが予想されます。
もし、あなたがこのカメラをどうしても手に入れたいのなら、初回の予約でゲットすることをおすすめします。
X100VI搭載のセンサーについて
こちらでは約4,020万画素の X-Trans CMOS 5 HRセンサーについて、同じセンサーを搭載しているX-H2のおすすめ記事をご紹介。
X100VIと同じセンサー、X-H2のレビュー
X100VIと同じセンサーを持つX-H2のレビュー記事を置いておきます。写真で写りのイメージを掴んでいただけると幸いです。
高画素はノイズが心配・・・
画素数が高くなるとノイズが増えるのでは?
X100VIは初の高画素センサーということもあり、画素数による描写の違いも気になるところ。
こちらの記事では高画素機と約2,610万画素のX-H2Sの画質とノイズ耐性を比較しています。
高感度ノイズなど気になる点が分かる内容になっているので合わせてご覧下さい。
X100VIをきっかけに富士フイルムのカメラをご検討されている方へ
こちらでは初めてFUJIFILMのカメラをご検討される方に向けて、色味やレンズの特徴をまとめた記事をご紹介。
富士フイルムの色味について
富士フイルムのカメラは色味がいいといわれます。その理由は約90年以上の歴史の中で、世界中から認められてきた色の歴史とノウハウがあるから。
世界中のユーザーに認められる色にこだわり続けてきた富士フイルムが作るデジタルカメラは、色に対するこだわりが半端ではありません。
そんな富士フイルムの色に対する哲学と特徴についての記事をまとめました。
富士フイルムレンズの写りが良い理由
富士フイルムはレンズもいいと定評があります。
その理由は総合レンズメーカーとしてさまざまなレンズを作り続けてきた長い歴史があるから。
放送用の巨大なレンズから鼻の穴から通す超小型のレンズまでを作るノウハウがあります。
そんな富士フイルムのレンズに対する哲学は「光学ファースト」。写りの良さだけは妥協せずにレンズを作り続けてきた歴史があるからこそ富士フイルムのレンズは良い写りをするのです。
富士フイルムのレンズの歴史をぜひ覗いてみてください。
APS-Cセンサーで大丈夫!?という疑問を解決
富士フイルムってフルサイズより小さいAPS-Cセンサーでしょ?写りとか高感度耐性は大丈夫なの?
ハイ、全く問題ありません。
厳密にいえばフルサイズとAPS-Cのカメラではわずかな差があります。しかし、その差は拡大して重箱の隅をつつくように見ないとわからないレベル。
実際フルサイズとAPS-Cセンサーの写真を並べてみます。どちらがAPS-Cかわかりますか?
片方はSONYのα7IVで、片方はX-H2です。フルサイズ換算で50mmのレンズを使用しています。(明るさがずれるのはメーカーの違いによるものです)
さぁ、どっちがどっちか気になる方はこちらの記事へ。
まとめ
今回は富士フイルムのX100VIを手に入れるべき3つの理由と題しまして、特徴や参考記事をたくさんご覧いただきました。
先ほども申しました通り、X100VIは海外で記録的な予約数となっており、ほぼ確実に在庫がない状況になることが見込まれます。
旧型X100Vの歴史を見ても分かるように、約1.5倍近くのプレミアム価格になったりなど、値上がりするカメラになりかねません。
なので、どうしてもこのカメラを欲しい人はお早めに。
そんな人気絶頂のX100VIのご紹介でした〜
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当ブログでは、今回のようにFUJIFILMのカメラに関する記事がたくさんございます。
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